コラム・寄稿診察券から消えた「辻」 進まない選択的夫婦別姓、いつまで待てば?辻外記子印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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連載コラム「彩々」 くらし科学医療部長・辻 外記子このコラムは…3人の記者が交代でつづるコラムです。身の回りで起きたことや取材の場で見聞きしたことを糸口に、いまの社会を読み解きます。多彩なテーマ、多様な視点をお楽しみください。 「辻さん、名字変わりました?」。眼科や歯科の診療所の受付で聞かれ、「またか」とため息をつく。 何かあったのかと気遣ってくれるのか。優しく尋ねる受付の人に小声で言う。「これまでは旧姓、こちらは戸籍姓。最近変わったわけではありません」 受付の人に悪気はないとわかっているが、私は難しい顔をしていたに違いない。 会社は健康保険証の旧姓使用を認めてきた。30代で結婚し、私の戸籍姓は変わったが、名刺や記事の署名と同様に保険証は旧姓のままにした。 結婚して時間がたつと、運転免許証の更新時や銀行の新たな取引時に旧姓は消えていく。2019年から住民票やマイナンバーカードに旧姓併記が認められたが、面倒で手続きせずにいると戸籍姓単独に。保険証がマイナ保険証になり、診察券は戸籍姓に変わった。 そして私は気付いた。日常生活で旧姓を使う考え方には限界があるということに。法制化の議論は後退 時期を前後して25年、国会…この記事は有料記事です。残り766文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人辻外記子くらし科学医療部長専門・関心分野医療・ケア、レジリエンス関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする