広陵野球部の「集団暴力」、被害生徒の父「学校の調査何だったのか」2026年5月29日 19時00分印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

[PR]

部員間の暴行事案で、昨夏の全国高校野球選手権大会を途中辞退した広陵高校(広島市)が第三者委員会の調査報告を公表したのを受け、「集団暴力」を受けたと認定された硬式野球部の元部員の父親が29日、取材に応じた。「当初の学校の調査がいかに身内に甘かったかを知ってあきれた」と話した。広陵高校野球部の暴行事案、第三者委がいじめ認定「重大な人権侵害」 暴行事案をめぐっては、広陵高校はこれまで、元部員が禁止されているカップラーメンを寮で食べたことを理由に、集団暴行ではなく、複数の部員が個別に暴力を振るったと説明。程度については、ほおをたたいたり胸ぐらをつかんだりしたとしていた。 しかし、28日に報道機関に公表された調査報告の概要では、「複数の上級生が関与する集団的態様での暴力行為や威圧的行為」と認定した上で、「軽微な身体接触にとどまらない」とした。 元部員の父親は、取材に「踏み込んで調査してもらい、私たちの主張がほぼ認められたことは評価したい。ただ、これまでの学校の調査は何だったのか」と述べた。 今回の調査報告では、当時の中井哲之監督が元部員に対し、高野連に暴行事案を報告すればチームの不利益につながる趣旨の発言をしたことも認め、「極めて不適切な発言」と指摘した。 父親は「圧力をかける意図はなかったと説明されてきたが、絶対的な立場の監督に言われたら息子は何も言えなくなる。転校するしかないと思わせる発言だった」と振り返った。 父親は27日、学園理事長、学校長、中井氏らと会い、謝罪を受けた。校長は「こんなに謝罪が遅くなって申し訳ない」、中井氏は「息子さんが夢をもって入部してくれたのに申し訳なかった」と言い、頭を下げたという。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする