現場からジャカルタ=河野光汰 マニラ=加藤あず佐 リロングウェ=今泉奏 ワシントン=青山直篤 カイロ=小暮哲夫印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする【動画】ホルムズ海峡封鎖の影響で燃料価格が世界で2番目に高いアフリカの最貧国マラウイ=今泉奏撮影
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米国・イスラエルとイランの戦闘が始まってから28日で3カ月になる。終戦に向けた動きは膠着(こうちゃく)し、エネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡の寸断は長引いている。その影響は、世界の人々の命や暮らしをおびやかしている。イラン攻撃なぜ起きた? 終結へ交渉の行方は? 知っておきたい要点イランの港で孤立1カ月、爆撃の黒煙に恐怖 出稼ぎ漁師「トラウマ」 約620隻の大小様々な漁船が、インドネシアの首都ジャカルタ北部にあるニザム・ザックマン漁港を埋め尽くしている。燃料が高騰して買うことができず、漁に出るのを諦めた船だ。ホルムズ海峡の事実上の封鎖は、中東からの原油に依存するアジアの国々に深刻な影響をもたらしている。 中東情勢の混乱は燃料価格の高騰をもたらし、アジア各国は通貨安にも見舞われている。インドネシア通貨ルピアは対ドルで最安値を更新し、イラン攻撃前に比べて約6%下落。軽油は一時、最大で約80%値上がりし、燃料を確保できなかった船で港はあふれている。フィリピンは「非常事態宣言」 同様の光景はフィリピンやタイの漁港でもみられる。インドネシアの漁港関係者は「燃料の高騰は、魚の価格に反映されることになる」と声を落とす。 3月末に「国家エネルギー非常事態」を宣言したフィリピンは、石油の備蓄が3月には約45日分まで落ち込み、外交政策も揺れている。 原油の調達先を広げたいマルコス大統領は、南シナ海の領有権をめぐって対立する中国との協力も模索。係争地域にある石油・ガスの中国との共同開発に前向きな発言をし、国内で波紋を呼んだ。 マルコス氏は28日、高市早苗首相と会談し、エネルギー問題などについて協議するとみられている。「最貧国」マラウイ、燃料価格は世界2位 アフリカ南東部のマラウイは、世界銀行によると1人あたり国民総所得が522ドル(約8万3千円)で、世界の最貧国の一つ。そして最近では、世界で2番目に燃料価格が高い場所でもある。 首都リロングウェ郊外のリク…この記事は有料記事です。残り2305文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人河野光汰ジャカルタ支局長専門・関心分野どんな分野でも取材させて頂きます加藤あず佐マニラ支局長兼ハノイ支局長専門・関心分野人権、外交、移民・難民、教育関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする














