被爆の怖い展示、子どもは見なくても? 原爆資料館の新方針に賛否武田肇印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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子どもたちは、原爆被害の凄惨(せいさん)とされる展示を見ずに通り過ぎることが出来る――広島平和記念資料館(広島市)が「選択展示」の導入を決めた。 子どもの心理的なストレスなどを踏まえた対応だが、「被爆の実相を示す資料をありのままに見てもらう」ことを1955年の開館以来の理念としてきた資料館にとっては大転換となる。被爆者らは「悲惨さを遠ざけることになる」と懸念する。 原爆被害は子どもたちにどう伝えればいいのか。 資料館の2025度年の入館者数は10年前の約1・7倍の約258万人に達し、館内の混雑が慢性化。修学旅行生らが平和学習にじっくり取り組めるよう、28年春に小学5年生から中学生向けの展示コーナーを新設予定で、ここに選択展示を導入する。 選択展示を検討する発端は、資料館を運営する広島平和文化センターが24年、修学旅行で広島市を訪れた全国の小中高校1121校にしたアンケートだ。「(資料館の)展示を『怖い』と感じて見学できない児童への支援があれば」という声が上った。恐怖、年齢が低いほど長く続く傾向 昨年設置された新展示を検討する有識者会議では、委員を務める上手由香・広島大大学院准教授(臨床心理学)が来館した児童・生徒約30人に聞き取り調査を実施。重いやけどを負った被爆者の写真や、皮膚を垂らしながら避難する様子の絵を見た児童・生徒からは「夢に出てくる」などのストレス反応が確認された。恐怖や悲しみは、年齢が低いほど長く続く傾向も明らかになった。 こうしたストレス反応の大き…この記事は有料記事です。残り1173文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人武田肇広島総局員専門・関心分野原爆・平和、朝鮮半島、鉄道関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする







