女性の連帯「一周回って最先端」 戦前の資料が映す作家・吉屋信子展加藤美帆印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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男性中心の社会だった大正から戦後にかけて、「女性同士の絆」を訴え続けた作家がいた。多くの女性が性被害を訴え連帯した「#MeToo運動」など、ジェンダーを巡る議論が広がる現代にもつながる視点が、いま注目を集めている。 晩年、鎌倉に居を構えた作家の吉屋信子(1896~1973)は、新潟で7人きょうだいの一人娘として生まれ、栃木で育った。女性は学校を出てすぐ結婚させられる時代に、信子の文才を買っていた兄の一人が父を説得。信子を東京の下宿先に迎えた。 1916年に20歳で作家デビュー。少女誌に連載し、少女たちの恋愛や友情を描いた小説「花物語」は、女学生を中心に熱狂的な支持を集めた。同性パートナーとの出会い 20代後半だった23年には、生涯のパートナーとなる門馬千代に出会う。24年9月(推定)に信子が千代に宛てた書簡には、家が出来たら自分が戸主に、千代を「形式上の養女にしたい」、今の法律では同性同士は入籍できないが、法律を改正させるつもり、といった趣旨の記述もあった。 それに対し千代は、養女にはなりたくない、自分たち2人の関係は社会の規範に縛られない独自の形であるはずだ、などと返している。 神奈川近代文学館(横浜市)の学芸員・秋元薫さん(39)は「法律で守られたいのではなく、心の結びつきが大事だという内容が、大正時代の書簡に書かれているのが、あまりに進歩的だ」と指摘する。男性中心の社会構造に異議 夫と妻の親友の不倫による三…この記事は有料記事です。残り571文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする







