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「いいもの送ったから、楽しみに待ってて」 東京在住の彼は、電話口でうれしそうに言った。 20代半ばの青山孝美(あつみ)さん=大阪府和泉市=は、待ちきれない日々を過ごした。 「いいものってなんやろ」 出会いは、沖縄・石垣島の民宿バイトだった。 旅行客が多い夏の3カ月ほど、炊事や掃除を住み込みで手伝った。 毎日のように顔を合わせ、ヤシの実を採りに行ったり、夜はみんなで酒を囲んだりした。待ちに待った贈り物 開けると…… バイトが終わっても、連絡をとりあった。 優しくて、おだやか。好みのタイプのやんちゃな感じとは違うけれど、少し年上の兄のような存在。 「仲の良い男友達」「同僚」 そんな関係だと思っていた。 電話のやりとりから数日後、郵便物が届いた。思っていたより小さかった。 箱を開けると、四つ折りの紙包みが出てきた。「?」と書かれていた。 破って開けると、コロンと何かが出てきた。 小石だった。 どこにでもある普通のただの石。 それが、二つ。 あれ? 他に何か入っているよね? 何度も何度も確かめた。 でも、何も出てこない。 なんなん、これ。 頭に来て、すぐに電話をかけた。 彼が何かを言う前に、開口一…