ストーリー若松真平印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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せっかく入った筑波大付属駒場中だったが、授業はサボってばかりだった。 中学2年にしてマージャンの面白さを知った坂﨑雄一郎さん(55)。 牌(はい)の置き方、目線、手の震え。 そうしたものから、その人の本性が見え、胆力が試されるところに魅力を感じた。 入学当初は真ん中くらいだった成績は、下降の一途をたどっていった。 高校3年のときに受けた共通1次試験。 まったく解けず、2日目の昼に「もうダメだ」と会場を抜け出した。 公衆電話から自宅に電話し、母に「お願いだから浪人させてほしい」と伝えると、あっさり受け入れてくれた。 どうやら、裏で父から「あいつに細かいことは言うな。人に迷惑をかけないかぎり自由にさせろ」と言われていたようだ。20歳の誕生日、父からもらった手紙 浪人を経て進んだのは、北海道大の経済学部。 東京より西は暑いから嫌だ。東北も旅行で行ったことがある……。それなら、一度も行ったことがない北海道にしよう! そんな単純な理由で選んだが、そこに根を張り、「第二の故郷」になるとは思いもしなかった。 大学1年の時に迎えた20歳の誕生日。東京の父から手紙が送られてきた。 朝から晩まで仕事ばかりで家にいなかった父とは、まともな会話を交わしたことがない。 もちろん、手紙なんてもらったこともない。 そこに書かれていた内容は…この記事は有料記事です。残り2425文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人若松真平編集委員専門・関心分野くらし関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






