現場から「次の優勝力士は?」「自分です」 初の結び、大関戦で琴栄峰が善戦2026年5月23日 14時15分 高億翔印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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大関霧島が、琴栄峰との2敗対決を行司軍配差し違えの末に下し、単独首位に立った。琴栄峰と、3敗対決にそれぞれ勝利した小結若隆景、義ノ富士の3人が首位を1差で追いかける。新関脇の琴勝峰、狼雅が勝ち越しを決めた。夏場所の醍醐味、染め抜きビュースポットは 入場券不要の敷地外にも大関と戦えて「うれしかった」 「おおー!」 琴栄峰がいつものように足を高く上げて四股を踏むと、場内が沸く。2敗同士。自身初の結びだ。たくさんの懸賞が回る長い間合いにも「順番が変わっただけ」と落ち着き払っていた。 今場所は踏み込む立ち合いがさえる。霧島を相手に、速い出足から腕をねじ込み、四つで追い詰めたが、外掛けで体が浮き、土俵際で返された。 軍配は琴栄峰。その後に差し違えになった。八角理事長(元横綱北勝海)は「(琴栄峰が)いったと思ったけど。よく頑張った」。幕内下位から抜擢(ばってき)された敗者をたたえた。 四股をさらに負荷がかかる形にした。その四股は、優勝24度の元横綱北の湖が後進に伝授したもので、腰を割ったまま足を上げる。北の湖親方の弟子だった山響親方(元幕内巌雄)に、春巡業で指導を受けた。1日に300回は繰り返した。「30回で普段の300回分」。親方は負荷の大きさをそう表現する。 大汗を流す琴栄峰に、いつも山響親方は「次の優勝力士は誰だ?」とたずねた。そのたびに「自分です」と返して奮い立った。兄の琴勝峰や琴桜の優勝をそばで見ただけの現状から脱却したかったからだ。 土俵から落ちてできた右ひじの傷をよそに言った。「うれしかった。あそこで大関と戦えて」 逆転優勝の可能性はまだ残る。成長を実感しつつ、望みをかける。兄の琴勝峰が力水 「いいですね。不思議ですね」と、琴勝峰は笑った。 勝利を挙げた後、結びの土俵に上がった琴栄峰に力水をつけた。その弟は大関を相手に善戦。兄弟で館内を盛り上げる一日になった。 自身の取組では慎重だった。ベテラン正代の突き落としを警戒して前には出すぎず、距離を保って押しに徹した。新三役場所で勝ち越した。 「刺激になる」という弟は2場所連続で勝ち越し、来場所は番付を大きく上げてきそう。だが、抜かせるつもりはない。 「残り2日、気を引き締めていく」と琴勝峰。2桁勝利に届けば、大関昇進への足がかりを築ける。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人高億翔スポーツ部|大相撲担当専門・関心分野スポーツ全般、人権関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする