国立を沸かせたライルズのエンタメ性 隣走った桐生は「あれが世界」2026年5月17日 20時13分加藤秀彬印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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セイコーゴールデングランプリ陸上2026東京(日本陸連主催、朝日新聞社など共催)は17日、MUFGスタジアム(国立競技場)で男女16種目があった。男子100メートルは、25年の世界選手権東京大会男子200メートル金メダルのノア・ライルズ(米国)が、9秒95(追い風0.6メートル)で優勝を果たした。世界が驚いた100m高校新記録 「スイッチ」を探す令和の指導法「とにかく楽しんで」 ただ走るだけでは満足できない――。男子100メートルでパリオリンピック(五輪)王者のノア・ライルズはいつも、こう考えている。「自分を見て、何も言わずに帰られるのは嫌なんだ。全員に楽しんで欲しい」 予選と決勝の選手紹介では、漫画「ワンピース」のものまねを2パターン披露した。「待機場所でワンピースの歌が流れて、これをやるしかないって思ったんだ」 スターティングブロックに着く前には、両足で隣の選手の頭を越えるほどの大ジャンプ。日本陸連の関係者は「あれをスタート前にすると、走りの質が下がるというエビデンスがある」。それもライルズには関係ない。代名詞のこのジャンプだけで「うおー」と過去最多2万4713人の観客を沸かせる。それがエンターテイナーだ。 やり直しが続き、3度目の号砲でスタート。リアクションタイムは0秒177の最下位。それでも、中盤で全選手を置き去りにした。ただ1人、10秒を切る9秒95。4着の桐生祥秀は「自分も落ち着いていたけど、ぐーっと前に出られた。あれが世界との差」とうなった。 2025年秋の世界選手権東京大会で、世界記録保持者のウサイン・ボルトに並ぶ200メートル4連覇を果たした。結果とエンタメを両立し続ける彼だからこそ、大好きな日本の子どもたちへ伝えられるメッセージがある。 「とにかく楽しんで欲しい。トップになったとき、『それでも自分は続けたい』と思う何かをね」有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人加藤秀彬スポーツ部専門・関心分野陸上、サッカー、海外スポーツ印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする







