インタビュー生活圏に入り込む野生動物のウイルス 「バイオセキュリティー」とは聞き手 シニアエディター・尾沢智史印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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野鳥がウイルスを媒介する鳥インフルエンザが毎年のように発生し、卵の価格にも影響しています。クルーズ船内で、ネズミ類が媒介するハンタウイルスの感染が拡大する事例も起きました。野生動物がもつ病原体のリスクに、どう向き合えばいいのでしょうか。ウイルス学者の小澤真さんに聞きました。 ――毎年のように、鳥インフルエンザがニュースになります。動物の感染症は増えているのでしょうか。 「動物の感染症全体が大きく増えているということはないと思います。ただ、鳥インフルについては、間違いなく増えています」 ――なぜですか。 「鳥インフルエンザウイルスには、ニワトリがバタバタ死んでいくような高病原性のものと、もっと弱いタイプの2種類があります。もともと野生のカモ類などの中にいたウイルスは弱いタイプでしたが、ニワトリで感染を繰り返す間に病原性が強くなっていく。以前はその段階でニワトリの殺処分や移動制限を徹底して、ウイルスをうまく封じ込めていました」 「しかし、20年前くらいに…この記事は有料記事です。残り1559文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする