写真「黒焦げの少年」の軌跡をたどる 名古屋の被爆伝承者が本を出版倉富竜太印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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長崎原爆の被害を物語る写真として知られる「黒焦げの少年」をテーマにした本が8月9日、文芸社から出版された。手がけたのは、名古屋市瑞穂区の近藤記江さん(60)。原爆で家族を失った人たちの思いなどをつづっている。 タイトルは「黒焦げの少年からのメッセージ 原爆の恐ろしさと私達はどう生きたらいいですか」(A6判で88ページ、税込み550円)。中高生の平和学習に使うことを想定し、広島と長崎に原爆が落とされた理由や核保有国の状況もまとめた。 近藤さんは愛知県出身の元高校教員。名古屋市内に在住しながら、広島と長崎で、被爆者に代わって体験を伝承する活動をしている。 親族に被爆者がいたわけではなかったが、十数年前、命を落とした特攻隊の青年たちの映像をテレビで見たことがきっかけだった。「どうして、国や教諭、大人たちは未来がある子どもたちの命を守れなかったのか」との思いを抱いたという。 本で取り上げた「黒焦げの少年」は、現在の長崎西高の場所にあった旧制瓊浦(けいほ)中1年の時に被爆死した谷崎昭治さんだった可能性がある、とされている。妹の山口ケイさん(86)=長崎市住吉町=らが2015年夏に写真を見て「兄とよく似ている」と思った。法医学者に鑑定を依頼してもらい、生前の写真との比較で「同一人物の可能性がある」との結論が出た。 近藤さんは、長崎原爆の被爆…この記事は有料記事です。残り551文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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