視点・解説第2回ホルムズだけじゃない日本の急所 「囲い込み」が招く未来への懸念編集委員・江渕崇印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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私たちは長く、世界経済のつながりを、地球上を広く覆う「網の目」のようにイメージしてきたかもしれない。 しかし、実態は違った。無数の資源や物資は「なわれた一本の縄」のような軌跡を描いて地球上を動く。 その縄の結び目である「チョークポイント」を押さえることさえできれば、相手方や世界の経済を人質に取れる――。ホルムズ海峡危機が示したのは、そうした危うい現実だった。【連載】チョークポイント・クライシスホルムズ海峡危機は「チョークポイント」(急所)を押さえた側がどれだけ強い力を持つのかを見せつけました。危機が連鎖する地政学の時代、世界経済の姿がどう編み直されていくのかを探ります。ホルムズ危機が突きつけた日本の「急所」 脱中東依存が進まないわけ原油の中東依存なお6割、ホルムズ封鎖から半年 調達ルートは複雑化 チョークポイントは英語の「のどを詰まらせる(choke)」という単語に由来し、もともとは海峡や地峡など戦略的な要衝のことを指す。 ただ、「のど元」を押さえられれば致命的なダメージを受ける急所という意味では、現代のチョークポイントは地理的な場所に限らない。製造業のサプライチェーンや情報・マネーの流れにも、重要機能が集中する結節点が存在する。 国際通信の大半を支える海底ケーブル。電気自動車(EV)や先端産業に欠かせないレアアースなどの産出と加工。最先端半導体の設計や部品、その製造装置の生産。さらにはドルや国際決済システムといった金融インフラ。世界経済のさまざまな層に、チョークポイントが潜んでいる。「公共財」の負担から逃れゆく米国 20世紀後半以降のグローバ…この記事は有料記事です。残り1112文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人江渕崇編集委員|国際経済・日本経済担当専門・関心分野資本主義と民主主義、グローバル経済、テクノロジーと文明関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする