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「大学なんて僕には関係ないこと」――。 高校時代、そう思っていた青年は今、大学生と経営者の二つの顔を持ち、日々、研究や課題に取り組んでいる。 多くの人に大学進学の機会を提供するという理念を掲げ、2025年春に開学した通信制大学「ZEN大学」。知能情報社会学部の1学部のみで、最先端の文理横断の教育をめざしている。その1期生で、今年2年生の秋穂正斗さん(21)は「AI(人工知能)×セキュリティー」の分野では知る人ぞ知る存在だ。2025年春に開学した私立通信制大学ZEN大学。どんな学生が、何を目的に学ぶのか。1期生を追いました。アルバイトしながら通信制高校へ 福岡県で育った。小学3年生ごろから自分で自分のまつ毛を抜いてしまうようになった。心理的なストレスや不安などから無意識に行う「抜毛症」と診断された。 同じ頃、子ども用のプログラミングソフト「スクラッチ」を知り、母のパソコンで遊び始めた。 休日も夢中になって一日中やっていたら、母が子ども向けのプログラミング道場「CoderDojo久留米」に通わせてくれ、中古パソコンも買ってくれた。 ところが、中学生後半に両親の離婚話が進むと、今度は眉毛まで抜いてしまうようになった。 学校は休まず通い、成績は悪くなかった。幼い弟と母との暮らしを支えながら、高校にも進みたい。眉をメイクで描いて登校しても許されるような自由な高校はないか――。 そんな時、プログラミング仲間から通信制のN高のことを聞いた。 奨学金制度があり、アルバイトもできる。最新のノートパソコンが学割で買えるのも魅力だった。性能の高い端末があれば在宅でIT系の仕事で稼げるからだ。 N高に進んでからは、「1日30時間サイクル」の生活を送った。20時間パソコンに向かって勉強とアルバイトをし、10時間睡眠を取る。 教師からは大学や専門学校への進学を勧められたが、家計に余裕はなく、「遠い存在」のままだった。就職するも焦燥感「まだまだ挑戦したい」 N高卒業後は地元IT企業に…この記事は有料記事です。残り1528文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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この記事を書いた人宮坂麻子編集委員|教育・こども担当専門・関心分野教育・こども前田伸也東京社会部|教育担当専門・関心分野大学、高専、通信制高校関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






