オタワ=松本紗知印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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子どもと本をつなぐ団体や活動に贈られる2026年度の「IBBY・朝日国際児童図書普及賞」(IBBY、朝日新聞社主催)を、フィリピンのNPO「LINKS」が実施する「Hooked on Books(本に夢中)」プログラムが受賞した。本に接する機会を持てていなかった子どもに向けて魅力的な図書館を設け、読書の楽しさを伝え続けてきた。 目を見開き、棚から棚へと駆け回る子どもたち。初めて手にした本を宝物のように抱きしめる子どももいた。「その瞬間、私たちは、単に図書館の扉を開けたのではないと気づきました。夢への扉、物語への扉、可能性への扉を開いたのだと」 8月7日にカナダの首都オタワで開かれた授賞式のスピーチで、LINKS代表のマリア・コンスエロ・ドブレさん(56)は最初の図書館が生まれたときの光景をこう振り返った。 LINKSは16年10月に設立された。もともとマリアさんは、フィリピンの教育改革に携わっていて、各地の公立学校を訪ねる機会が多くあった。そのときに気がついたのは、子どもたちの読解力に課題があり、読書推進の取り組みもうまくいっていないということ。学校には整った図書スペースがなく、あっても中は暗くてホコリっぽく、茶色い紙の古い本しか置いていなかった。 どうすれば子どもたちに読書を好きになってもらえるのか。子どもの気持ちに立ち返り、「美しくて、明るくて、彩りのある部屋で、そこにある本も全部カラフルだったら、読書を好きになってもらえるのでは」と考えた。「ここは自分のための場所」 これまでフィリピン国内に31の図書館を作り、2万6千人以上の子どもたちに本を届けてきた。自治体などからの要望で設置場所が決まると、壁を塗り替え、本棚を作り、空間を整えたうえで本を運び込む。その活動は、多くのボランティアや、寄付によって支えられている。 図書館は子どもを第一に設計…この記事は有料記事です。残り951文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人松本紗知文化部専門・関心分野文化、芸能、地域振興関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする