2026年8月27日 11時32分印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする 水玉や網目が無限に続く絵画や立体で知られ、世界的な評価と人気を得ていた前衛芸術家で、文化勲章受章者の草間彌生(くさま・やよい)さんが14日、死去した。97歳だった。 心の病を抱えながら、ひたすらに作り続けた人生と作品群が特に1990年代以降、世代や国境を超えて支持され、草間ブームが続いていた。【特集ページ】草間彌生さんの記事はこちら 1929年、長野県松本市の旧家に生まれ、幼いころから幻覚を体験。その後、京都で日本画を学んだ。 幻想的、超現実主義的な絵画を発表していたが、57年に渡米。長くニューヨークを拠点に、網目模様の絵画や無数の突起のついた立体を制作し、先端的な現代美術として評価を得た。一方で、裸のモデルに水玉を描くなどの反体制的なパフォーマンスも展開した。 73年に帰国するが、米国での活動からスキャンダラスに語られることも。一方で詩や小説も発表し、「クリストファー男娼窟」で野性時代新人文学賞を受けた。 病院に暮らしつつ制作を続け、93年のベネチア・ビエンナーレでは、日本館で個展。この前後から再評価されて内外で個展が続き、21世紀に入ると、人気は美術界以外にも広がった。草間彌生さん「失敗作は一枚もない」 自他共に認める天才の生き様 2011年からの欧米巡回展や12年からの国内巡回新作展に加え、ルイ・ヴィトンとの協業などで、ブームはさらに加速。作品が競売で1億円以上で落札されることでも話題を呼び、常に注目される存在となった。 01年に朝日賞、06年に世界文化賞。09年には文化功労者になり、16年には文化勲章を受章した。著書に自伝「無限の網」など。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする