ストーリー第4回スマホで動画、地元紙は読まない 共有できなくなった沖縄という前提編集委員・谷津憲郎印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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Aストーリーズ 島模様 沖縄県知事選(4) 那覇市内に住む金城さん(仮名、28)には、ひっかかっていることがある。移設工事に反対して辺野古で座り込んでいるのは、本当のところ沖縄の人なのか。「あんなに長い間わーわーやっているのに、自分のところまで話が降りてこない。誰が何に文句いってるんですか?」。純粋にギモンなのだという。 地元の大学を出て、いまは会社の営業職として働いている。「支障がある」と仮名が条件での取材となったが、中学校で教壇に立ったこともある、ごくまじめな青年だ。 あれはみんな県外の人たちだ、座り込みの参加者には日当が支払われる――。沖縄のメディアは、こうしたデマを何度も否定してきた。部数は減少傾向にあるが、県内で圧倒的なシェアを誇るのは沖縄タイムスと琉球新報の2紙。テレビはNHKと民放3局がある。 それが必ずしも地元の若い層に届いていない。連載「島模様 沖縄県知事選2026」沖縄がいま「分断の島」となりつつあります。オール沖縄の衰退という政治の話だけではありません。貧と富、老と若。それぞれが異なる色に染まり、島模様はさながらシマもようなのです。県知事選を機に、探ります。 金城さんが日ごろ親しんでいるのは、もっぱらインスタグラムだ。両親と一緒に住む自宅で夕食を終えると、スマホを手にする。興味のある料理系のショート動画を次々と見て、飽きたらサッカーかパズルのゲームに。それにも飽きたら、またインスタへ。ぐるぐると3時間くらい繰り返すのは当たり前だという。 家では琉球新報をとっているが「新聞を開くのは月に1、2度かなあ。沖縄のメディアは偏っているって聞きますけど、そもそも右とか左とかって、何を意味してるんですか」。 目に映る世界が、世代間で大きく異なる。全国で起きている現象は、沖縄とて例外ではない。いや、その傾向はさらに強いのかもしれない。平日のネット動画「110分」 朝日新聞社など6社でつくる協議会は昨年、メディア接触動向に関する「全国MPS2025」というネット調査をおこなった(調査実施機関:ビデオリサーチ)。対象は15~79歳の3万人にのぼる。 全国と沖縄を比べると、こんな具合だ。 「新聞を全く読まない」…この記事は有料記事です。残り743文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人谷津憲郎編集委員専門・関心分野沖縄、公文書、社会心理、ことば関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






