クーンと甘え、校長室で昼寝 学校犬ドルチェを飼う校長先生の熱意大坪実佳子印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする【動画】全国でも珍しい公立中学校の学校犬=大坪実佳子撮影

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学校には、もう魅力がないのか。 浦安市立入船中学校の落合幸一郎校長(59)は、そんな敗北感を抱いていた。 いじめ、SNSによる友人関係の複雑さ……全国的に不登校の子は増え続けている。フリースクールなど、受け皿は増えた。無理して学校に来ることが全てじゃない。 でも30年以上、学校で働いてきた身としては、何とも言えない寂しさがあった。今年60歳、まもなく定年となる。 最後に、子どもたちに何かしてあげられることはないだろうか。 何げない会話で、教員から学校犬の話題が出たのは1月のことだった。先生が飼い犬を連れてきて子どもたちと触れ合うことで、子どもが安心できる居場所づくりや、学校に行くきっかけの一つにもなっていると知った。 「これは、大きな教育的意義があるのでは」 いままで教室に入りづらい子たちに「校長室に遊びにおいでよ」などと声をかけようと思ったこともあったが、生徒にとっては行く理由がない。 校長室に、もし犬がいてくれたら……。 アレルギーや犬が苦手な子への配慮、安全性、予算。様々な心配が浮かんだが、自分は生徒に、挑戦すること・主体的に行動することの大切さを説いてきた。「口だけじゃなくて、体現しないと」 最大のハードルは市教育委員会の了承を得ることだった。学校などの学びの場で、子どもたちに犬が寄り添う――。全国でそんな「学校犬」(スクールドッグ)の取り組みが広がっています。6回連載します。心癒やす「学校犬」、子どものよりどころに 20余りの学校で導入記者サロン「学校に犬がいるということ」 視聴申し込みはこちらから 当然ながら、子どもの安全管理は重要で、リスクマネジメントが問われる。犬への予算はつかないだろう。前例がないことを、認めてもらえるだろうか。自身も教育委員会にいた経験があり、反対や懸念の声があがることは容易に想像がついた。 まず職員会議で提案してみる…この記事は有料記事です。残り1422文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人大坪実佳子文化部 be編集部専門・関心分野人権、平和、子ども、文化、食関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする