「龍一、靴を履いてくれ」 雷が落ちて、りくりゅうが結成された日2026年2月16日 22時15分(2026年4月17日 9時34分更新)有料記事内田快印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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この冬、木原龍一(33)と三浦璃来(24)=木下グループ=は大会出場のために、名古屋に帰ってきていた。 「僕、ここのフロントで働いていたことがあるんだよ」 「その話、何回も聞いてるよ」 古巣のリンクで2人は練習した。隣接する研修宿泊施設を指しながら、言葉を交わした。 7年前、木原はフィギュアスケートをやめようとしていた。ミラノ・コルティナ五輪で金メダルに輝いた三浦璃来、木原龍一組は4月17日、今季限りでの引退を自身のインスタグラムで発表しました。五輪ではショートプログラム5位から巻き返し、日本ペア初の金メダルを手にしました。2人が「りくりゅう」として結ばれたあの日がなければ、このメダルはなかったかもしれません。【決勝の演技】よみがえったりくりゅう、大一番で完璧な演技 フリー世界最高で金 2014年ソチ、18年平昌と2回の五輪に出場した。ただ、肩のけがや脳振盪(しんとう)があって、19年春に前のパートナーとペアを解散していた。 アメリカから帰国し、愛知に帰郷。小さい頃に練習を積んだリンク「邦和スポーツランド(現・邦和みなとスポーツ&カルチャー)」でアルバイトを始めた。 当時26歳。同世代の友人は社会に出て働いていた。「僕はペアに向いていない。シングルで国体をめざして、やめようかな」 施設を運営する東邦ガス不動産開発の飯岡裕輔さん(34)は、面接にやってきた日の木原を覚えている。「スケートしかしてきていないことを、負い目に感じているようだった」 アルバイトには東海市の実家から車で通った。業務内容は貸し靴の受け渡しや氷上の監視。宿泊施設では宿直も担当した。リンクに来た小さい子とは、ひざをつき175センチの体を小さくして、目を合わせて話をした。 ホームリンクでは、オリンピ…この記事は有料記事です。残り1058文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人内田快スポーツ部専門・関心分野スポーツ印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






