コラム・寄稿リチウムイオン電池の発火、なぜ多発?電池一筋の学者に説明され納得高橋真理子(東京理科大教授)印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
[PR]
モバイルバッテリーの発火事故が頻発している。消費者庁の調べでは、8割以上がリチウムイオン電池だ。この電池の発明者の1人、吉野彰さんは2019年にノーベル化学賞を受けた。「発火しやすいリチウムを安全に使えるように苦労した」と吉野さんは語り、私もそう記事を書いてきた。最近の発火事故報道の多さに、「何だ、やっぱり危険なものだったんだ」といささかがっかりしていたら、理由は思いがけないところにあった。■theLetter配信記事この記事は執筆者プラットフォーム「theLetter」で2026年8月17日に配信されたものです。「ある条件で、安く製造されたものが危ない」 説明してくれたのは、次世代の電池として注目されるナトリウムイオン電池の研究で世界のトップを走る東京理科大学の駒場慎一教授だ。駒場さんは、リチウムイオン電池の研究を「さんざんやって」から、ナトリウムイオン電池や、さらにはカリウムイオン電池といった次世代型とよばれる電池の研究を続けている。 なぜ最近、発火事故が頻発しているのか。「あれはリチウムが危ないんじゃなくて、ある条件で、安く製造されたものが危ないんです」と駒場さんは説明した。――いや、リチウムは危ないって吉野さんも言っていましたけど。 「基本的にリチウムもナトリ…この記事は有料記事です。残り1464文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






