ストーリー堀越理菜印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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シンガー・ソングライターの崎山蒼志さんが、ギターの音をそっと響かせながら言った。「なかなかこんな機会ないと思う。すごい新鮮な気持ちです」。夏だから、とまず選んだ曲は、「夏至」。歌声が響き始めた。 舞台は、ライブハウスでも、フェス会場でもない。紀伊国屋書店新宿本店(東京都)2階の文庫コーナーの棚の間だった。店のスペースを埋め尽くすように、前にも後ろにも客が立ち、音楽に合わせて肩を揺らした。 8日夜、営業後の紀伊国屋で、イベント「本パ」が開催された。夏の書店フェア「新潮文庫の100冊」を企画する新潮社と、森永乳業「マウントレーニア」によるコラボレーションプロジェクトの一環だ。 通りに面した1階には、文豪に扮したDJが音楽をかけるコーナーも。トークイベントや、読書コーナーもあり、朝までパーティーを楽しめる。 本屋を舞台に異色のイベントを開催した背景には、読書を「体験」として、広めたいという新潮社の思いがある。 「新潮文庫の100冊」は今年50周年を迎えた。1976年に、夏休みの中高生や大学生に向けた店頭でのフェアとしてはじまった。だが、近年は書店の数も減り、店頭での展開だけでは、フェアの存在を届けられない人も増えている。 新潮社は3年前からフェアのターゲットを「読書ビギナー」として見直したという。「読書ビギナー」とは、年齢に関わらず、年に1、2回だけ本を読む人や、以前は読んでいたけれど最近はあまり本を手に取らなくなった人たちのこと。「読書ビギナー」とのタッチポイントを増やしていくため、書店の外にフェアをアピールするための施策に知恵を絞ってきた。 50周年で掲げた言葉は、「…この記事は有料記事です。残り293文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人堀越理菜文化部|文芸、出版担当専門・関心分野文芸、出版、ジェンダー関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする