このにおい、誰かニャ?ネコの尿に「名刺」 嗅いだ時の表情から分析浦島千佳印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする【動画】ネコの表情フレーメンを手がかりに尿内の「名刺」を探る
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このにおいは、誰かニャ? ネコの尿には、一匹一匹で異なる特殊な脂肪酸が含まれており、そのにおいが「名刺」の役割を果たしている可能性があると、岩手大学を中心とする国際共同研究グループがまとめた。 実験のきっかけは、ネコが尿のにおいを嗅いだ時に見せる「フレーメン」という口を半開きにした表情だ。一般的には、オスが発情期のメスの尿などを嗅いだ時に起こる反応とされている。 だが岩手大の宮崎雅雄教授らが、ネコにさまざまなネコの尿を嗅がせたところ、同性のものにもフレーメンを見せたという。一方、自分の尿への反応は少なかった。それぞれを判別している? また、同じネコの尿を5日連続で示すと、においを嗅ぐ時間とフレーメンは日に日に減少。しかし、毎日違うネコの尿を示した時は、嗅ぐ時間も反応も維持された。 これらのことから宮崎教授らは、フレーメン反応が、繁殖相手に限らず、それぞれのネコを判別する際に起きるのではと考えた。尿を成分ごとにチェック では、尿の何がフレーメンを引き起こすのか。尿を成分ごとにチューブに分けてにおいを嗅がせ、フレーメン反応があった成分を詳しく分析。すると、特殊な脂肪酸である「分岐鎖脂肪酸」が見つかった。全体では、44匹のネコの尿から、計13種類の分岐鎖脂肪酸を見つけたという。 どの分岐鎖脂肪酸がどのような割合で含まれているかはネコによって異なった。この組み合わせは採尿日が違っても、室温で24時間置いても、あまり変わらなかった。 宮崎教授は「ネコの尿には、人の指紋のように、異なる組み合わせの分岐鎖脂肪酸が含まれており、それが『においの名刺』として機能していると考えている」と説明する。特殊な脂肪酸、体のどこから? 研究では、分岐鎖脂肪酸がネ…この記事は有料記事です。残り257文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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