深掘り高市首相「異例ずくめ」の靖国対応 小泉防衛相は参拝で日韓に冷や水小木雄太 北京=小早川遥平 ソウル=貝瀬秋彦印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

[PR]

小泉進次郎防衛相ら4閣僚が「終戦の日」の15日、東京・九段の靖国神社に参拝した。高市早苗首相は自民党の鈴木俊一幹事長を通じ玉串料を納め、就任後初の参拝を見送りつつ、靖国神社の方角を遥拝(ようはい)した。終戦の日に「高市カラー」を出した首相 1年で元に戻った追悼式辞 終戦の日の防衛相の参拝は2年ぶり。小泉氏は農林水産相、環境相時代を含め例年、8月15日に参拝してきた。参拝後、X(旧ツイッター)に「不戦の誓いとともに、戦後の日本がひたすらに平和国家の歩みを積み重ねてきた責任をこれからも果たす決意を新たにした」と投稿した。 閣僚では、小野田紀美・経済安全保障担当相、城内実・経済財政担当相、黄川田仁志・こども政策担当相も参拝。閣僚が終戦の日に参拝するのは7年連続となった。 首相は終戦の日の参拝を続けてきたが、就任して初の今回は見送った。ただ、全国戦没者追悼式に参列するため訪れた日本武道館(東京・北の丸公園)の駐車場から、500メートルほど離れた靖国神社の方角に神道形式の「2拝2拍手1拝」をした。政府関係者は「靖国神社に向かって遥拝したもの」と説明した。 鈴木幹事長は有村治子総務会長、西村康稔選挙対策委員長とともに参拝。党四役での参拝を検討したが、小林鷹之政調会長は地元の千葉県での大雨被害の影響で見送ったという。鈴木氏は記者団に対し、自らが代理となり、首相が「自民党総裁」として私費で玉串料を納めたことを明かした。16日に参拝予定という。 閣僚らの参拝に対し、中国外務省は強く非難し、厳正に抗議したと発表。報道官談話で、参拝を「戦後の国際秩序への挑発」と批判し、日本に対して「軍国主義と決別し、具体的な行動で国際社会の信頼を得るよう強く促す」とした。韓国外交省の報道官も「歴史を忘却した時代錯誤的な行為を行ったことに慨嘆を禁じ得ない」とする論評を出した。 靖国神社は軍国主義の精神的支柱となった国家神道の中心的施設で、極東国際軍事裁判(東京裁判)で「A級戦犯」とされた14人が合祀(ごうし)されている。首相、持論封印も公然と「遥拝」 高市早苗首相は「終戦の日」…この記事は有料記事です。残り2183文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

【この記事の続きが読める】有料記事が読み放題のスタンダードコースが初回1カ月無料!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちら

この記事を書いた人小木雄太政治部専門・関心分野国内政治、外交小早川遥平中国総局専門・関心分野中国社会、平和、人権関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする