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気象庁は13日夜、千葉県にレベル5大雨特別警報を発表した。午後8時半から会見し、これまでに経験したことのないような大雨が降り、災害がすでに発生している可能性が極めて高いとして「命の危険が迫っており、直ちに身の安全を確保してほしい」と呼びかけた。14日も激しい雨が降り続くという。千葉県市川市の路上で、男性が意識がない状態で見つかり、病院に搬送されたが死亡が確認されたという。 大雨特別警報の対象は13日午後11時40分時点で、千葉市、市原市、佐倉市、市川市、柏市など20市町。千葉県に大雨特別警報が出るのは初という。 気象庁はさらに午後11時40分までに、千葉市、市原市、茂原市、大網白里市にレベル5土砂災害特別警報を発表した。 気象庁によると、千葉県北西部と南部で13日午後6時ごろ、線状降水帯が発生した。午後7時40分時点の1時間雨量は午後7時前後に千葉市中央区で115ミリ、佐倉市で97ミリ、船橋市で62ミリを観測。いずれも観測史上最大という。午後9時ごろには、千葉県全域に線状降水帯が発生したと発表した。 千葉県周辺では、北海道の東側の高気圧から関東に流れる暖かく湿った空気と寒気の影響で、大気の状態が非常に不安定になっているという。【動画】千葉県市川市で道路が冠水=柴田悠貴撮影【動画まとめ】千葉県にレベル5大雨特別警報 「身の安全の確保を」6河川で氾濫危険水位を超過 国土交通省によると、13日午後7時半時点で、県内の6河川で氾濫(はんらん)危険水位を超過している。 総務省消防庁によると、13日午後9時現在、千葉県内の7市で5千世帯7500人に避難情報で最も強い緊急安全確保が出されたほか、14市町の7万6041世帯16万3548人に避難指示が出された。各地の消防には119番通報が多数入電しているという。4万6千軒以上で停電 東京電力パワーグリッドによると、13日午後8時49分現在、千葉県の4万6千軒以上で停電が発生。そのうち千葉市中央区が約3万3690軒と多くなっている。通報も相次ぐ 千葉県警によると、13日午後5時40分ごろ、柏市で「車から脱出できない人がいる」などとする通報があった。県警と柏市によると、冠水した道路で動けなくなった車があり、その中に女性が閉じ込められたという。搬送時には心肺停止の状態だったという。 また市川署によると、13日午後7時20分ごろ、市川市二俣2丁目の路上で、「男1人、仰向けで意識なし」と110番通報があった。男性は市内の病院に搬送された。県によるとその後、死亡が確認されたという。総武線、京葉線など一部区間で運転見合わせ 交通にも大きな影響が出ている。午後9時20分ごろの時点で、JR東日本によると、総武線、京葉線、久留里線、内房線、外房線、成田線の一部区間で運転が見合わせとなっているほか、他の路線でも遅延が発生している。 東武鉄道によると、東武アーバンパークラインの一部区間で運転を見合わせており、運転再開の見込みは立っていない。京成電鉄によると、京成本線、成田スカイアクセス線、千葉線、千原線で運転を見合わせているほか、他の路線にも遅れが出ている。 北総鉄道によると、北総線は大雨による線路の冠水のため、成田空港をつなぐアクセス特急も含め、全線が運転を見合わせている。 NEXCO東日本によると、午後9時半頃の時点で、アクアライン連絡道、千葉東金道路、館山自動車道、東京外環道など、県内の複数の区間で通行止めが発生している。 JR蘇我駅(千葉市中央区)にいた市内の40代男性によると、線路は雨水でつかり、一時はレールが完全に水没する状況だった。電車は運転を見合わせており、男性は駅構内で足止めを食らっている状況という。「早く帰りたい」と話した。帰宅困難者相次ぐ 県庁などに650人避難 大雨の影響で帰宅困難者が相次いでいるため、千葉県は13日午後7時過ぎに、一時滞在施設として千葉市中央区にある県庁や企業局の庁舎を開放した。 県災害対策本部によると、13日午後10時半時点で、本庁舎1階のロビーや多目的ホールなどに約400人、近くにある企業局に約250人の合計約650人が避難している。県の職員がペットボトルの飲料水やアルミシートなどを配布しているという。 静岡市の会社員高梨沙帆さん(29)は、千葉県いすみ市内の実家に帰省するために、電車で向かっていた。しかし、乗っていた電車が大雨などの影響で止まってしまって目的地まで行けず、県庁に避難したという。 電車内で運転再開を待っていたが、車窓の景色が見えなくなるほど激しく雨が打ちつけていたという。 県庁で一夜を明かす予定といい、「慣れない環境で神経を使うので、ボーっとしながら眠くなるのを待つしかない」と話した。都市部で突然の大雨、地下に潜って雨宿り「決してやってはいけない」









