ストーリー瞬時に決まる組み合わせに「すげー」 裏方で支える長野高専の麻雀愛2026年8月13日 18時00分宮本茂頼印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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全国の高校生が頭脳スポーツとして麻雀(マージャン)の腕を競う第2回全国高等学校麻雀選手権大会(朝日新聞社主催)の全国大会が13日に開幕した。熱戦を「裏方」として支えるのが、長野工業高等専門学校(長野高専)だ。高校麻雀の夏、開幕 全国選手権大会に32チーム、熱戦繰り広げる 13日午前の開会式で、試合の組み合わせ抽選が公開で行われた。壇上のスクリーンには参加校と選手の名前が映され、合図があると、この日の四つのセッションの対局場所が瞬く間に決まり、表示されていく。 「オー」「すげー」。見守る選手たちから、どよめきがわき起こった。 昨年の第1回から予選、全国大会を通じて、試合の組分けのシステムを開発して、運営しているのが長野高専だ。この日は同校の競技麻雀同好会の顧問を務める百瀬成空(のりたか)教授(47)と卒業生の佐藤成浩さん(22)が会場で作業に当たった。 大会は2人1組のチーム戦。1日目は、ひとりが麻雀卓でのリアル対局を1試合戦い、もうひとりは別会場でアプリ対局を2試合(対戦相手はそれぞれ異なる)戦うセッションを4回繰り返す。同じチーム同士はもちろん、いちど戦った選手とはできるだけ再戦を避ける。さらにリアル対局とアプリ対局は1人2セッションずつ行う。こうした条件付けをしたうえで、自動で瞬時に組み合わせを決めるプログラムだ。 予選などでは選手が急に欠場することもあり、組み合わせを直前につくれるのがシステムの強みだ。 セッションが終わるごとに、成績はリアルタイムで表示されていく。この成績入力・集計システムも佐藤さんを中心に長野高専で開発した。各対局の点数を入力すると、2人の選手の成績を合算したチームの総合順位や、着順の分布などもすぐに更新される。 組み合わせや成績などはポータルサイトで集約され、選手たちのスマホからも簡単に見られる。 昨年、この大会が始まるにあたって、大会の運営側から百瀬教授にシステム作成の依頼があった。長野高専の麻雀同好会は設立以来、対局の記録をデータ化するなど、高専ならではの知識・技術を競技活動にいかしていた。 長野高専の同好会は、2019年にできた。それまで学校で禁止されていた麻雀だったが、学生たちの熱意を受け、百瀬教授が学校に掛け合った。簡単にはいかなかったが、学業がおろそかにならないよう、定期テストの成績が基準に達しなければ、活動に参加できないといった決まりごとを定めて、同好会の設立が認められた。今回の全国大会には2チームを送り出す、強豪校となっている。 設立当初のメンバーだった佐藤さんは、専攻科を経て、高専を今年卒業し、社会人になった。それでもなお、今年の大会も、予選を含めて運営に参加している。「麻雀が好きだから、活動に携われてありがたい。高校生たちのためになっているならば、うれしいです」有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません