ストーリー本間ほのみ印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

[PR]

東京都の大学2年生、トマオキーファ乃亜(のあ)さん(20)は、その日に流した涙を覚えている。都市部で中学受験熱が高まる中、多くの家庭が挑戦するか否かの選択を迫られています。中学受験をした子は大学受験や就職といった節目で、どんな道を歩むのか。経験者の「その後」を描きます。 小学6年生だった7年前の2月1日。中学受験で第1志望だった、有名私立大学の付属中の試験を終えた日の夜のことだ。合格発表を確認するため、部屋のベッドで1人、タブレット端末を開いた。 並んだ受験番号の一覧をゆっくりスクロールしていく。最後の列になった。自分の番号はなかった。 悔しさと悲しさがこみ上げてきた。両目に熱いものがにじみ、ぽろぽろとこぼれた。 3年間、遊びたい気持ちにふたをして受験勉強に耐えてきた。 小3の11月、大学の文化祭に行った。学生は自由で楽しそう。模擬店やテラス席が並ぶ雰囲気はおしゃれで、キラキラして見えた。 「ここに行きたい」 付き添った母に言うと、付属の中高があり、中学受験をして合格すれば入学できる、と教えてくれた。小3で塾、成績は下の方でスタート 翌年2月、大手学習塾に通い始めた。テストの成績でレベル別に振り分けられるクラスは、比較的下の方だった。 小5ぐらいまでは勉強に身が入らず、仮病で休むこともあった。ひとり親で仕事が忙しかった母は、勉強にあまり関わらなかった。成績は伸び悩み、小6の秋に受けた模試でも偏差値は40程度だった。 ある時、「ちゃんと見ててよ!」と思いをぶつけた。 それから母は、勉強の計画を組んだり、過去問の点数をチェックしたり、サポートしてくれるようになった。 徐々に勉強に気持ちが向いた。受験直前の数カ月で、偏差値を10近く伸ばした。 それでも、結果は不合格だった。20分ほど、母の横で泣き続けた。「滑り止め」に進学 進学を決めたのは、併願した…この記事は有料記事です。残り985文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

【この記事の続きが読める】有料記事が読み放題のスタンダードコースが初回1カ月無料!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちら

関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする