東京:日本第3位の石油精製会社であるコスモ・エナジー・ホールディングスは、中東および北米・中米から10月までの原油を十分に確保したと、同社幹部が木曜日に明らかにした。「原油の調達は通常、3カ月先まで行われており、当社は10月までの供給を確保している」と、岩井智樹上級執行役員は記者会見で述べ、調達量は中東と北・中米でほぼ均等に分かれていると付け加えた。イラン戦争以前、コスモを含む日本は原油の約95%を中東から輸入していた。コスモは4~6月期に840億円(5億3200万ドル)の純利益を計上し、前年同期の20億円の純損失から黒字転換した。これは、イラン情勢によりホルムズ海峡を通る海上輸送が混乱したことで燃料価格が上昇したことが寄与した。岩井氏は、同社が当四半期の価格高騰前に原油を調達していた一方、収益は石油製品、特にジェット燃料価格の上昇により押し上げられたと述べた。岩井氏によると、コスモは国内供給を優先したため、当四半期中に石油製品の輸出は行わなかったが、中東情勢が安定することを前提に、特に2027年3月期の下半期には輸出を再開することを検討しているという。コスモの製油所の稼働率は、日本の戦略石油備蓄から放出された原油を処理し、中東産原油の代替として軽質の米国産原油を重質原油とブレンドしたため、前年同期の92.9%から4~6月には88.1%に低下した。 同社は、中東情勢が安定することを前提に、通期では稼働率が93.7%まで回復すると見込んでいる。中東紛争後の原油調達について、岩井氏は、コスモが最もコスト競争力のある原油を調達しつつ、安定供給を優先し続けると述べた。同氏は、北米および中米からの出荷は中東からの出荷に比べて日本への到着までに2倍以上の時間を要し、その結果、運賃が大幅に高くなると指摘した。ロイター