入場行進先導役の三田マネジャー・山田さん「頑張ったら報われるよ」2026年8月5日 12時00分立岩穣一印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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第108回全国高校野球選手権大会は5日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する。午後4時から開会式があり、開幕試合の札幌日大(南北海道)―仙台育英(宮城)は午後5時半開始予定。 開会式の入場行進では三田高校(東京)のマネジャー、山田優菜さん(3年)が先導役を務める。4日にあった開会式のリハーサルで甲子園の舞台に立った山田さんは「(1年前の自分に)頑張ったら報われるよって伝えたい」と笑顔を見せた。 三田は昨夏、3年生5人が引退。他部との掛け持ちなどで参加していた1、2年生も去り、選手がゼロに。残ったマネジャーの山田さんは、部員集めに奔走した。 今年4月。1人でげた箱の前に立ち、登校してきた新入生に次々と声をかけた。「一からチームを作るなんて、漫画みたいじゃない?」「初心者でも大丈夫。体験会もやっているよ」。楽しそうに話す様子にひかれ、4人が入部した。最後の夏は連合チームで出場 7月の東東京大会。国際、駒場との3校で連合チームを組んで出場した。初戦で高島に5―11で敗れたが、山田さんは「みんなと一緒に最後の夏を終えることができて幸せ」と笑顔を見せた。 先の見えない戦いが、つらい時期もあった。 昨年、中学校や河川敷の野球場を回って名刺を配り、SNSでも野球部をPRした。でも、簡単には入部希望者は見つからない。「不安で、誰も入部しなかったらと暗い気持ちになった」忘れられない景色と歓声 心の支えになったのは、子どもの頃に神宮球場で見た早稲田実の清宮幸太郎(現プロ野球日本ハム)の本塁打だ。その歓声と、景色にあこがれて野球部のマネジャーになった。「最終回まで何が起こるか分からないのが野球の魅力」。最後までやりきろうと自分を奮い立たせた。 今回、1人になってもあきらめずに、部のバトンをつなげたという頑張りが認められ、入場行進の先導役に決まった。 全国の野球部で1人だけになった人たちに向けて、「野球を好きな気持ちを大切にしてあきらめず頑張ってほしい」とエールを送る。 本番では支えてくれたたくさんの人たちの思いを背負って、あこがれの甲子園の土を踏む。忘れられない夏の思い出がまた一つ、増える。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人立岩穣一ネットワーク報道本部専門・関心分野首都圏のニュース関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする