「日本は新しい世界築く先頭に」長崎で国際シンポ、核廃絶の道考える2026年7月25日 21時00分興津洋樹印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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国際平和シンポジウム2026「核兵器廃絶への道~日本被団協結成70年、原点長崎から」(長崎市、長崎平和推進協会、朝日新聞社主催)が25日、長崎市の長崎原爆資料館ホールであった。核保有国が「力の支配」に回帰するなか、核兵器廃絶に向かう道を議論した。 アメリカン大教授で核問題研究所長のピーター・カズニックさんが基調講演。1956年に長崎市で結成された日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)が2024年にノーベル平和賞を受賞したことに触れ、「日本被団協のメンバーは、長崎が核兵器の惨禍を受けた最後の都市となるよう勇敢に闘ってきた」と強調した。一方、世界的に核兵器増強の動きが強まっていることを指摘し、「人類滅亡がこれほど近づいたことはない。日本は新しい世界を築く努力の先頭に立つべきだ」と訴えた。 続く特別トークでは、13歳の時に長崎で被爆した日本被団協代表委員の田中熙巳(てるみ)さん(94)と、被爆3世の若い世代らが平和運動のこれからについて語り合った。田中さんは「地球上のみんなが友達だと忘れてはいけない。1発で何万人も殺す兵器が許されていいのか。核兵器をなくすために何ができるのか、すべての人が語り合ってほしい」と問いかけた。 トークの合間には、長崎の被爆者と交流を続けてきた俳優の石原さとみさんからの動画メッセージも放映された。石原さんは、「(被爆者の)皆様が命がけでつないだバトン、心からの平和への願い、生きた証しを一生忘れません」などと語った。 「最終戦争を避けるために」と題したパネル討論では、カズニックさん、現代イスラム世界を研究するアントワープ大(ベルギー)のロシャナック・シャエリヤジディ准教授、宗教学が専門の加藤喜之・立教大教授、文学研究者の小川公代・上智大教授が登壇。イランにルーツがあるシャエリヤジディさんは「核抑止力というのは現実を表す言葉ではない。その語彙(ごい)の背後にある権力関係を問うべきだ」と話した。 ◇ シンポジウムの内容は、8月3日付朝刊で詳報します。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人興津洋樹西部報道センター|平和 安保 交通 原発専門・関心分野人権、平和、戦跡、歴史、福祉関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする