インタビューデジタル時代は図書館活用の好機 「調べる技術」著者が語る醍醐味は聞き手・藤生京子印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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知をより多くの人々へ開いていった歩みの上に、豊かな方向性は目指せるのではないか。図書館・書物史にくわしい小林昌樹さんは、日本の図書館の現在地をふまえてそう語ります。国立国会図書館の司書術を公開して話題を集めた「調べる技術」の著者として、デジタル化時代は図書館利用の好機だとも言います。 ◇ 日本の近代図書館の歴史は、明治維新後まもない1872年、東京・湯島聖堂内に文部省が設立した書籍(しょじゃく)館に始まります。近代国家の体裁を整えたい政府は、97年に帝国図書館を設立、その新庁舎(現在の国際子ども図書館)が1906年に上野公園内で開館します。 戦前は有力な私立図書館も多く、図書館の数は、地域の小さな施設も含めると公立・私立あわせて全国で4千以上ありました。 もっとも、当時の図書館はおおむね有料で、蔵書は硬い本が中心です。利用者は学生や知識人、一部の読書人に限られていました。 戦後の民主化の中で1950年に図書館法が制定され、図書館は無料になり市民に開放されましたが、相変わらず限られた人々のものといえました。 それをもっと身近にすること…この記事は有料記事です。残り1448文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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