深掘り闇バイトから「日本最大」組織の頂点へ 男が拘置所で明かした苦悩松島研人印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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「捕まるまでの短距離走だと思っていた。どこまで稼げるか、やってやろう。一生分のぜいたくをしてやろう、と」 今年5月、名古屋拘置所。男は、アクリル板越しに、落ち着いた様子で記者に語った。何の説明もなければ、33歳の普通の若者にしか見えない。 だが、その実は「日本最大」の口座ブローカーグループを率いた人物だ。一介の「闇バイト」から、グループを立ち上げ、約1年半という短期間で最大勢力を築いたとされる。名古屋地裁で公判中の5月、朝日新聞の取材に応じた。どうやってのし上がったのか――。公判の内容なども踏まえ、経緯をたどる。 男は九州地方出身。20代の頃、特殊詐欺の受け子をしたとして逮捕され、服役した。仮釈放後、会社に就職したが1年ほどで退職。「日本最大」口座ブローカーを摘発、約1千件の不正取引に関与かその言葉が、「雨」の始まりだった 金策のために、個人間融資のネット掲示板に投稿すると、「口座を売らないか」と誘われた。10口座ほど売り、作れる口座がなくなった頃、「こちら側で仕事してみないか」と声がかかった。 SNSなどで口座の売り手を集める「リクルーター」から始まり、その後、口座を買い取り、特殊詐欺組織に売る「ブローカー」になった。最初は1人で活動したが、ある日、自分を誘った相手からこう言われた。「捕まるまでの短距離走」を、男はどう続けたのか。そして、その先には何があったのか。記事の後半では、拘置所で男が語った苦悩も紹介します。 「仲間を増やしてピラミッド…この記事は有料記事です。残り1311文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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