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大リーグで、ドジャース移籍後は初めてとなる開幕からの「投打二刀流」で試合に出ている大谷翔平は、MVP級の活躍でシーズンを折り返した。 投手では100マイル(約161キロ)の直球と横に大きく曲がるスイーパーを中心とした投球で、8勝2敗、防御率1.79。規定投球回には届いていないものの、先発投手の及第点とされるクオリティースタート(6回を投げ自責点3以内)は14試合中12試合と安定感が際立つ。サイ・ヤング賞仕様? 進化した大谷翔平の投球フォーム、その意味は 打撃面は、投手としての負担が増えたためここ数年と比べて調子に波がある。それでも6試合で4本塁打し、6年連続20本塁打にも到達して前半戦を折り返した。 22本塁打は、リーグ最多のシュワバー(フィリーズ)に10本差をつけられているが、当たり出すと止まらないのが大谷だ。3年連続の50本塁打到達への期待も高い。 気がかりなのは6月に違和感を訴えた左ひざだ。「無理をすれば投げられる状況。打撃には基本的に問題はない」と言うが、皿の部分が繰り返し炎症を起こしている。 球団は7月12日に水を抜くなどして治療を受けると発表。その後、球宴休みを利用してどれだけ回復できるかが焦点になる。 痛みと付き合いながらの後半戦。投打二刀流のフル回転は可能なのか。そして、年間最優秀投手に贈られるサイ・ヤング賞争いの行方も気になる。どうなるポストシーズン争い 大リーグは16日(日本時間17日)、フィリーズ―メッツの1試合で後半戦が始まり、17日から各地で熱戦が再開される。 大谷翔平ら日本選手3人を擁するドジャースは、ナショナル・リーグ西地区を独走中だ。2位ダイヤモンドバックスに11.5ゲーム差をつけ、勝率は両リーグ全30球団で最高の6割2分9厘。史上3球団目のワールドシリーズ3連覇に向けて視界良好だ。 故障者は続出している。投手陣ではスネル、グラスノーの両先発に、新守護神のディアスが早々に離脱した。 それでも、選手が潤沢だ。エース山本由伸と投打二刀流の大谷がフル回転し、10勝を挙げている左腕ロブレスキーや17本塁打のパヘスら若手も元気だ。 ドジャースの5年連続地区優勝はほぼ確実な情勢だ。左ひざに不安を抱える大谷やベテランのフリーマン、ベッツを休ませつつ、いかに秋にピークを持っていくか。ロバーツ監督の手腕にかかっている。 ポストシーズンには、両リーグの東・中・西の各地区優勝3球団と、ワイルドカード(WC)3球団(各リーグの地区優勝球団以外の勝率上位3球団)の計12球団が進める。 鈴木誠也らのカブスはナ・リーグ中地区2位ながら、勝率5割6分3厘で好調だ。5ゲーム差の首位ブルワーズの背中こそ遠いが、WC争いでトップに立つ。松井裕樹らのパドレスは勝率5割で追う。 アメリカン・リーグでは、ホワイトソックスが面白い。2023~25年は3年連続で100敗以上を喫した若手中心のチームが、村上宗隆の加入で一変。中地区トップの勝率で前半戦を終え、21年以来の地区優勝も見えてきた。 20本塁打の新人村上に引っ張られるように、24歳モンゴメリーが23本、26歳バルガスも21本。いずれもキャリアハイの数字だ。村上は「間違いなく勝つ集団。みんなが同じ方向を向いて試合に挑んでいる」。ゲーム差無しのガーディアンズと首位を争う中、球宴を前に村上がけがから復帰したことは心強い。 前年のア・リーグ王者ブルージェイズは東地区最下位に沈む。昨季のワールドシリーズでドジャースを苦しめた強力打線は鳴りを潜め、岡本の他に2桁本塁打に届いている打者はいない。 吉田正尚のレッドソックスは同地区3位でWC圏内に0.5差で迫り、ブルージェイズ、今井達也のアストロズなどと争っている。






