2026年7月16日 18時00分長野剛印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
[PR]
グーグルのAI検索サービスで今月、岩手県矢巾(やはば)町の繊維製品卸会社「岩手繊維」が「事業を停止し、特別清算の開始決定を受けました」との誤った情報が表示された。参照元として「岩手日報の報道によると」とあったが、地元紙の岩手日報はそのようなニュースを報じていなかった。生成AI(人工知能)がもっともらしく誤った回答をしてしまう「ハルシネーション」の可能性がある。 岩手繊維の渡部義孝専務によると、今月10日にグーグル検索のAIモードで自社に関して質問すると、「経営に行き詰まりました」などとの回答が表示された。会社が事業を停止したという事実はなく、誤った情報だった。 これまでに顧客や取引先から「倒産したとの情報がネットで出ている」といった連絡が数十件寄せられ、心配して直接会社を訪ねてきた人も4人いたという。渡部専務は「金銭的被害はないが、信用を傷つけられた。グーグルには憤りを感じる」と話した。 岩手日報は16日、朝日新聞の取材に対し、紙面でもオンラインサイトでも「岩手繊維が事業停止した」などとする報道はしていないと回答した。13日付で「繊維製品卸売業がAI誤情報被害、Google検索で表示」とする記事を配信。八重樫卓也経営企画室長は「極めて遺憾。グーグル社に対しては、誤表示の即時是正と再発防止を強く求めている」とコメントした。 AIをつかった検索は、AIがネットや外部のデータベースから関連する情報を集め、要約した文章を示す仕組み。便利な一方で、集めたデータの解釈や組み合わせを間違えたり、参照元の情報の誤りや偏りが回答に反映されたりすることで、誤情報を生成するハルシネーションが起こりうると指摘されている。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
この記事の続きを読むなら今がお得。初回1カ月無料+Visaギフトカードが当たる▶今すぐ登録
関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






