再審制度見直し法案「満足できぬ」でも希望を… 再審無罪の前川さん荻原千明印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

[PR]

再審制度見直しのための刑事訴訟法改正案が15日、閣議決定された。冤罪(えんざい)被害者の早期救済が叫ばれる中で始まった改正論議。だが、福井市で1986年に起きた女子中学生殺害事件(福井事件)で服役後、昨夏に再審無罪となった前川彰司さん(61)は、法案の中身を「満足できない」と語る。 「希望は、持ちたい」 「開かずの扉」といわれる再審が、この改正案で開かれやすくなると思うかと問うと、前川さんは長い沈黙の後にそう答えた。 前川さんは事件から1年後、殺人容疑で福井県警に逮捕された。名古屋高裁金沢支部の懲役7年の判決が確定し、服役。出所後の2004年に再審請求をし、11年に再審開始決定を得た。だが、検察の不服申し立てで取り消され、2度目の再審請求を経て、再審無罪が確定したのは25年8月だった。妹が殺された 検察は34年間、証拠を伏せた 「では、真犯人は?」 今年3月に始まった自民党の事前審査で、特に議論が紛糾したのが、前川さんも苦しんだ検察の不服申し立て(抗告)をめぐる規定だった。「原則禁止」か「全面禁止」か。 結論は、要件を厳格化するという原則禁止。前川さんは「本意ではない。検察官の判断次第で抗告があり得る。救済になったようで、なっていない」と訴える。 加えて、検察の抗告以外の論…この記事は有料記事です。残り632文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事の続きを読むなら今がお得。初回1カ月無料+Visaギフトカードが当たる▶今すぐ登録

関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする