高品質な音や仕上げ マンドリン大国を支えるのは職人の手作業神田明美 加治隼人印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする【動画】イタリア発祥の弦楽器マンドリン。実は日本でも職人が手作りしている=神田明美撮影

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ピックで金属の弦をはじくと、ポロンポロン……。哀愁を感じる音色が響くマンドリン。 イタリア発祥の楽器だが、演奏人口「世界一」とも言われる日本。国内には複数の工房があり、職人たちが手作業で国産マンドリンを作り上げている。緻密(ちみつ)な作業による音の良さや仕上げの美しさは、「世界的にも高品質」と評価される。 そんな工房のひとつ「リウテリア野口」は、伊豆大島(東京都大島町)生まれの野口實さん(78)が島内で58年前に立ち上げた。野口さんは2005年、文化芸術の発展への貢献に贈られる日本文化振興会の国際芸術文化賞を受賞。現在は静岡県伊東市との2拠点でマンドリン製作にあたる。 マンドリンは、材料に数種類の木材を使う。伊豆大島の工房にいる職人が丸いボディーを作る。伊東市の工房でその他のパーツを作り、組み立てと仕上げの磨きをする。 磨きの担当は、妻の美幸さん(63)。紙やすりで磨き、つや出しクリームを塗る。磨いて塗ってを繰り返し、紙やすりの目は次第に細かくなっていく。 後継者も育っている。22年前に野口さんに弟子入りした堀江成和さん(49)だ。 堀江さんは伊東市出身。もともと、ものづくりに興味があり、東京で働いていた27歳のときに工房を見学し、弟子入りを決めたという。 最初に担ったのは、仕上げの…この記事は有料記事です。残り788文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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