ストーリー「聖地」となった夜のビル 世界的ダンサーも通った西新宿「ヤスダ」吉本美奈子印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする【動画】30年以上ダンサーの練習場所となっている東京・西新宿の損保ジャパン本社ビル=吉本美奈子撮影
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東京・西新宿の高層ビル街に、夜になるとダンサーが集まる場所がある。保険会社のビルの外周だが、無料で練習できる貴重な空間として、世界的に活躍するダンサーたちも通った「聖地」だ。 新宿駅から徒歩10分ほどの西新宿1丁目の損害保険ジャパン本社ビル。ダンサーの間では、ビルに入っていた前身企業のひとつ、安田火災海上保険から「ヤスダ」や「ヤスダビル」の愛称で呼ばれている。 日没後、会社員の多くが退社した後にダンサーが集まり始め、午後8時半にビル西側ロビーの照明が消える頃には、20~30人のダンサーが並ぶ。スマホから流れる音楽をワイヤレスイヤホンで聴いたり、スピーカーで流したりしながら、鏡のようになったガラスに映る自分と向き合う。 1人で踊る人もいれば、友人同士やグループの人たちもいる。半数ほどは動画を撮影し、見直してはまた踊る。年代は小学生から40代まで幅広いが、中心は10~20代の学生や社会人だ。それぞれの練習が終わった後、何人かで円になって即興のダンスを披露し合う「サイファー」が始まることもあり、ダンス好きがつながる場にもなっている。ごみのポイ捨て、喫煙や飲酒、聖地の危機 この場所はビルの私有地であ…この記事は有料記事です。残り1713文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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