ストーリー命を守る街路樹の緑陰 熱中症防ぎ気温下げる効用に世界の都市が注目森治文印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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現場へ! 緑の日傘(1) 5月下旬、仙台市は青空が広がっていた。最高気温は24度ほどだが、前日の雨のせいかじめっとしている。仙台駅から20分ほど歩いて、百貨店や商店が並ぶ定禅寺通りに入ると、ひんやりとした空気がほおをなでた。 約160本のケヤキが車道にはさまれた道路中央の緑道と両脇の歩道に4列で林立し、見上げてみれば、枝葉が幅46メートル、長さ約700メートルの緑のアーケードを築いている。 緑道にはベンチが置かれ、買い物や散歩で立ち寄った人たちがゆったりとした時間を過ごしている。木漏れ日の柔らかい光を浴びながら記念撮影をする何組もの新婚カップルにも出くわした。 江戸時代の伊達政宗の統治下で、仙台は屋敷や城下町への植樹で「杜(もり)(森)の都」と称されるが、第2次大戦の空襲で焼け野原に。その復興の一環として市は主な通りに積極的に植樹を施した。 定禅寺通りに限らず、市内の中心街はイチョウなど大きな街路樹が目につく。「今思えば先見の明があったということでしょう」と、市の水嶋信文・公園管理課長は話す。独自指針に基づく「統一美」 街路樹のお手本として自治体などの視察が相次ぐが、訪れた人が感心するのは、街路樹の多さだけではない。約4万7千本の街路樹を管理する市が独自の指針にもとづき、各樹種の本来の形や高さ、枝葉の伸びをそろえる「統一美」だという。 「成長も考えて木の間隔を取…この記事は有料記事です。残り1672文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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