ストーリー科学の扉を開く自由研究、絵本シリーズに 筑波大「科学の芽」受賞作2026年7月11日 7時30分鹿野幹男印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
[PR]
筑波大が主催するコンクール「科学の芽」賞の受賞作を元に、子どもたちが身近な疑問を探究した自由研究の面白さを描く絵本シリーズが講談社(東京)から出版された。あれこれ工夫しながら実験や観察に取り組む子どもたちの奮闘ぶりが伝わってくる。 「科学の芽えほん」シリーズと題して今年1月に刊行が始まり、5月に5冊目が出て完結した。「ダンゴムシは めいろの たつじん?」は、壁にぶつかるたびに右、左とジグザグに進むダンゴムシの習性を知った男の子が、菓子箱で迷路を作って実験する。「トマトパスタが はねる なぞを とけ」では、パスタ好きの女の子が、服をソースで汚さずに食べる方法を追求する。 そのほか「たおれる? たおれない? 3本あし」「たんたん タンポポの ひみつ」「ネコは 天気を あてられる?」も、それぞれ子どもが抱いた素朴な疑問を解明しようと試行錯誤を重ねる。 「科学の芽」賞は、筑波大の前身の東京教育大で学長を務めた朝永振一郎博士(1906~79)の生誕100年を記念して2006年に始まった。小中高校生の自由研究が対象で、20回目の昨年は2522件の応募があった。 同賞実行委員会の篠塚明彦・副委員長(筑波大教授)は「選考の際は、子どもらしい純粋な好奇心に基づく研究を高く評価している」と話す。 講談社によると、科学絵本の企画を練る中で「科学の芽」賞に出合い、受賞研究の多彩な面白さを知ったことが絵本化につながった。編集を担当した幼児・学習図書出版部の長岡香織さんは「科学絵本はその道の研究者が分かりやすく解説するものが多いが、このシリーズは『ぼくは』『わたしは』を主語にして、子どもが科学の扉を開く瞬間を描こうと考えた」と話す。テーマ探しの参考に 1冊ごとに筑波大の専門家に監修者として協力してもらい、科学的な内容の正確を期した。「必ずしも明快な結論が出た研究ばかりではないが、こんな自由研究もあるんだ、とテーマ探しの参考にしてもらえれば」と長岡さん。 筑波大の篠塚さんは「AIに聞けばパパッと答えを教えてくれる時代だからこそ、自分の頭で考えることが大切になる。絵本をきっかけに、自分も自由研究をやってみようとする子どもが増えたらうれしい」と期待している。 各巻ともAB判32ページ、2090円(税込み)。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
この記事の続きを読むなら今がお得。初回1カ月無料+Visaギフトカードが当たる▶今すぐ登録
この記事を書いた人鹿野幹男水戸総局|つくば地区担当専門・関心分野関心分野=教育、選挙、地方自治、地方創生関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






