東京ドームシティ、従業員死亡事故 「組織的な問題」調査委が指摘2026年7月10日 21時35分堅島敢太郎印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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「東京ドームシティ」(東京都文京区後楽1丁目)で4月、遊具の点検作業中だった女性従業員(当時24)が死亡した事故で、株式会社「東京ドーム」は10日、事故調査委員会の報告書を公表した。同社は「(調査によって)事故の根本原因は安全管理体制の脆弱(ぜいじゃく)さが招いた組織的な問題にあると判断された」とした。 事故は4月21日午前11時50分ごろ、座席が柱を中心に水平回転しながら上下に動く遊具「フライングバルーン」で発生した。 報告書によると、女性はこの遊具のメイン担当者で、4月11日に遊具の座席部分の動きに不具合が一時的に生じた。確認のため、女性は座席部分を動かす油圧を調整する「電磁弁」を取り外したとみられ、その影響で油圧が変化。最上部に停止していた座席部分が降下し、女性は座席部分と柱の間に挟まれたという。電磁弁の作業、マニュアルに記載なし 油圧回路を扱う際は、座席部分を低い位置まで下げて作業する必要があると、メーカーの説明書には記載されていた。だが、一連の作業は、東京ドーム側が担う月次点検のマニュアルには記載がなかったという。 同様の不具合は2025年12月1日にも起きていた。この時は、遊具の大規模な修理などを担う施工会社が、年に1度の定期点検に合わせて、電磁弁の内部を確認し、女性もその場に立ち会っていたという。 今年4月に再び不具合が生じた際、女性の上司が遊具の施工会社にメールで問い合わせたところ、電磁弁の内部を確認するように提案があり、女性が4月21日の月次点検に合わせて確認することになったという。 報告書は、月次点検に含まれない危険な作業を行う際、東京ドーム側と施工会社の間で、いずれが作業に当たるのかが明確に定められていなかったと指摘。裁量範囲の不明確さや作業マニュアルの不足などがあり、女性1人で危険を伴う作業を実施する状況を招いたことを問題視し「組織的なチェック機能が働かなかった」などと結論付けた。遊具は撤去、施設は8月以降に再開 東京ドーム側は再発防止策として、月次点検に含まれない作業をする場合は、事前申請書を作成し、上司が安全に実施できるかを確認した上で作業することなどを公表した。 同社によると、遊具は今後撤去する方針で、施設は8月以降をめどに再開する予定という。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人堅島敢太郎東京社会部専門・関心分野事件、事故、災害、戦争、人口減少関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする