深掘り高橋豪印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

[PR]

「経済の体温計」――。景気や物価の先行きを敏感に反映することからこう呼ばれる長期金利は9日、約30年ぶりの高水準となる一時2.900%をつけた。デフレ下の「低温経済」を映し出した「2%の天井」や、体温計の機能そのものを損なった異次元の金融緩和などを経て、長期金利が再び映し始めた日本経済の姿とは。長期金利が一時2.9%、30年ぶり高水準 イラン緊迫再燃で高市財政に市場の警鐘 30年ぶり高水準の長期金利、今後のポイント【そもそも解説】長期金利とは 上昇の背景に高市政権の「骨太」か 長期金利は、返済まで1年以上の資金の貸し借りに使われる金利のこと。発行量・取引量とも圧倒的な存在感がある「新発10年物国債」の利回りが指標だ。国債を買う人が多ければ利回りは低下(債券価格は上昇)、逆に売る人が多ければ利回りは上昇(価格は下落)する関係にある。 日本相互証券によると、2.900は、1996年9月以来、約30年ぶりの高水準となる。ただし当時は、売買高の多い10年物国債の利回りが長期金利の指標だったため、最新の新発債を使う現在とは基準が異なる。バブル期は8% バブル景気末期の1990年、長期金利は8%台をつけた。だが、バブル崩壊後、日本経済は長く低迷し、金利も下がっていく。 「経済成長率の減速とインフレ(物価上昇)率の低下。この二つが長期金利の下落に大きく効いた」。約20年にわたって国債をウォッチする三井住友トラスト・アセットマネジメントの稲留克俊氏は言う。前回、2.9%をつけた1996年は、長い下落過程の途中だった。 97年には消費税の税率が3…この記事は有料記事です。残り1078文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事の続きを読むなら今がお得。初回1カ月無料+Visaギフトカードが当たる▶今すぐ登録

この記事を書いた人高橋豪経済部|金融担当専門・関心分野民間金融機関、モビリティー、観光、中国語圏関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする