2026年7月6日 11時30分坂田達郎印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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日本のプロ野球か、米大リーグか――。進路に注目が集まる米スタンフォード大2年の内野手、佐々木麟太郎さん(21)が5日、古里の岩手県に戻り、地元の子どもたちに中学時代や大学生活について語った。 JALスタジアム花巻で交流イベント「佐々木麟太郎と話そう。スポーツと勉強のこと。」(市スポーツ協会主催)があり、小学5、6年生や中学生ら約60人が参加した。佐々木さんは大学野球2シーズン目を終え、6月29日に帰国。帰省は今年の正月以来となった。 中学や高校時代は英語が得意ではなく、「テストでいい点数が取れなかった」という佐々木さん。それでも、大学進学では通訳をつけない道を選んだ。 「誰かに頼ると英語がしゃべれなくなる。自分を追い込まなきゃいけない。とにかくしゃべって、聞いた。2年たって、だいぶしゃべれるようになってきた」 幼いころからプロ野球選手になる夢を抱いた。大リーグの中継を見るようになると「世界で戦えるバッターになりたい」と思い描き、「インタビューで通訳なしで英語を話す」ことをひとつの目標にした。 出身の北上市の中学校では生徒会長。自宅では夜、1日平均約800球のティー打撃を3年間続けた。父の洋さんが監督を務める花巻東高に進学。歴代最多とされる高校通算140本塁打を放ち、春夏の甲子園に出場した。 洋さんからは小さいころ、「今やるべきことは何か。その状況で必要なことを選択しなさい」と繰り返し言われたという。「まず野球の練習をしっかりしてから、遊びに行った。『優先順位』『状況判断』が自分のキーワードだった」 高校卒業後、スタンフォード大を選んだ大きな理由は、期限のない休学制度だった。在学中にプロ入りしても、オフシーズンや引退後に復学できる。「大学を卒業したい気持ちが強かった」と説明した。 この日は子どもたちの前で打撃も披露し、柵越えのたびに歓声があがった。打撃について質問を受けると、「下半身の力を使うことが大切」「背中と腰で打球を押し込む意識で打つと打球が上がる」などと助言した。 イベント後、報道陣の取材に応じ、目前に迫った7月中旬の米大リーグのドラフトに言及した。 「アメリカでの自分の評価が現実として見えてくる。それをもとに家族とも話し合い、最終的には自分の責任で判断したい」 2025年秋のドラフト会議でプロ野球ソフトバンクから1位指名を受けた。帰国後の今月1日には、福岡市内で球団関係者と面談し、「施設や環境、球団の歴史も含めて素晴らしかった」と振り返った。 スタンフォード大で来季もプレーするという選択肢もある。最終的には大リーグのドラフト後に判断する考えを示し、「楽しみな気持ちもあるし、不安や緊張感もある」と率直な心境を明かした。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません






