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フランス公衆衛生局は3日、猛烈な熱波のピークと重なった6月22~28日の1週間に、死者数が前週より約2千人多かったとする暫定集計を発表した。スペインでも暑さが原因とみられる死者が1千人を超えるなど、欧州を襲った記録的な熱波による被害が徐々に明らかになっている。フランスで44.3度、「最も暑い日」に ヨーロッパに猛烈な熱波 フランス公衆衛生局によると、22~28日の全国の全死因における死亡者数は、前週より29.1%増え、2025人多かった。増加の大半は45歳以上で、自宅での死亡が前週比91%増と目立った。 フランス紙ルモンドは、死者数の増加は「熱波がもたらした健康への甚大な影響をより如実に表している」と報じた。暫定集計は全国の死亡報告の約6割にとどまっており、今後さらに死者数が増える可能性があるという。リスト保健相は3日、テレビ番組に出演し、熱波に関連する死者数の詳細について、3週間以内に公表すると述べた。4日ごろから再び熱波到来か ヨーロッパでは6月下旬、各地で観測史上まれにみる暑さとなった。フランスでは6月24日、国内の平均気温が観測史上最も高くなった。南部ピソスでは前日に最高気温が44.3度を観測した。 スペインの国立保健研究機関も7月1日、6月1~30日に暑さが原因とみられる死者が1029人に上ったとする統計を公表。ベルギーの保健当局は、6月18~29日の死者数が通常より39%増え、1222人多かったと発表した。1日当たりの死者数は、新型コロナウイルスの第1波以来の水準だったという。 また、オランダの保健当局も、6月22~28日の1週間の死者数が、平年を約480人上回ったとする初期推計を発表した。増加は主に80歳以上だという。 各国の気象当局は、7月4日ごろから再び熱波が到来する可能性があるとして、警戒を呼びかけている。なぜこんな強烈な熱波が襲ったか 6月下旬に欧州を襲った強烈な熱波は、「まれな大気循環(自然変動)」と「人間活動による気候変動」が重なって起こった。 フランス国立科学研究センタ…この記事は有料記事です。残り1038文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人坂本進パリ支局長専門・関心分野欧州、エネルギー、脱炭素、途上国関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする