インタビュー北山宏光、怖かったホラーは意外にロジカル 裏の顔持つ男にスイッチ2026年7月3日 9時00分文・照井琢見 写真・篠田英美印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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北山宏光は、ホラーは苦手だと語る。「突然大きな音が出るとびっくりさせられるし、心霊的な怖さも相まって嫌なんです」。出演したこともなかった。 3日公開のホラー映画「氷血」で、いきなりの主演である。2023年にアイドルグループKis-My-Ft2を卒業し、所属事務所をTOBEへと移した。「新しい場所で新しいことをやろうとしている時」にオファーがあり、引き受けた。 「やったことのないホラーだし、僕が初主演した映画のプロデューサーもいる。そんなご縁もあって、これは『今やれ』ってことだなと」 思い切って飛び込んだ現場では、一つひとつが新鮮だった。 「撮り方や効果音で、人の恐怖をあおっていく。ホラーの作り方は結構ロジカルなんだなと思ったんですよね。現場でそのテクニックを見て、ホラーを撮るって面白いと思えました」 演じるのは、妻(加藤千尋)と息子(山谷碧都)を連れて、認知症の父(佐野史郎)が暮らす雪深き東北の実家へと移り住む男、稔。しかし父は、稔の妻に激しくおびえ、やがて怪死する。 小泉八雲「雪女」に着想を得た物語である。八雲の記した雪女は、男に子どもを残して去りゆく怪異であった。今作の物語は、その構図からの反転を試みる。 鍵を握るのが、稔だ。潜めていた裏の顔が次第にあらわになる。いったい怪物はどちらなのか。ステージ上で輝く「北山宏光」に慣れ親しんできたファンは、ショックを受けるかもしれない。 「求められた芝居にスイッチ出来るほうが、俺はかっこいいなと思うから。ステージのキラキラも、お芝居もフルベットして。どこを取っても一生懸命やっている。そのほうが仕事にも、ファンに対しても真摯(しんし)に向き合ってるということになると思っています」 最後は衝撃的な場面で終わる。「一生分の寒さを味わった」という、体当たりでの撮影だった。完成した作品を試写したときは、怖さよりも、「作り手へのリスペクトがすごかったですね」。 ホラーの魅力を存分に味わったようだ。ではこれを機に、他のホラー作品にも手を伸ばすのだろうか。「いや、見るのはいいかな。やっぱり怖いんで……」プロフィル きたやま・ひろみつ 1985年生まれ、神奈川県出身。2023年にソロデビュー。26年4月に4枚目のシングル「ULTRA」をリリースした。俳優としてはテレビドラマ「君が獣になる前に」「AKIBA LOST」などで主演。「氷血」は3日公開。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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この記事を書いた人照井琢見文化部|映画担当専門・関心分野エンタメ、性をめぐる常識・偏見関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






