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全国の高専生がAI(人工知能)とものづくり技術を駆使したハードウェアで社会課題の解決策を競うコンテストで、豊田工業高等専門学校(愛知県豊田市)の活躍が目覚ましい。高専出身の起業家を生み出すコンテストで知られ、昨年、今年と2連覇した。 「全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト」(DCON)。AI技術の一種「ディープラーニング(深層学習)」を活用した作品で事業プランを考える。起業家に資金提供している現役のベンチャーキャピタリストたちが審査し、学生たちのプレゼンテーションを見て「企業評価額」を査定する。 5月にあった今年のDCONでは、全国40高専から119作品の応募があり、豊田高専の下水道自動点検ロボット「Pipe Eye」が最優秀賞を受賞した。企業評価額は5億6千万円の値段がついた。 豊田高専は全国で老朽化が進む下水道管と、点検を担う人手不足の問題に着目。点検業務を担う企業などと共同開発し、豊田市上下水道局もAIの学習用に過去5年分の点検画像データ約2万枚を提供した。 「Pipe Eye」は幅約13センチ、長さ約56センチの細長いロボットで、4輪で動く。3Dで認識する高性能センサーで管内を自律走行し、前部に付けたカメラ映像をAIが分析。ひび割れや破損などの異常を即座に検知し、点検報告書も自動で作成する。 従来のカメラによる一般的な点検手法よりも、人員や報告書作成などの事務作業で大幅削減を見込む。点検にかかる費用も半分程度に減らせる可能性があるという。 5人の学生チームのリーダーを務めた電気・電子システム工学科5年の目次(めつぎ)遥真(はるま)さんは「ロボットの小型化や耐水性のほか、硫化水素などの有毒ガスにも耐えられるように改良を進めたい」。来春の大学編入をめざしており、「学生のうちにプランを実用化して起業するのが目標」と話す。 豊田高専は昨年のDCONでも、介護業界の人手不足をテーマに、要介護者と介護スタッフの会話からAIが介護記録を自動で作成するウェアラブル端末「ながらかいご」を発表して最優秀賞を獲得。企業評価額は7億円と値付けされた。受賞メンバーを中心に技術を実用化し、起業も果たした。「地の利」生かす? DCONは今年で7回目の新…この記事は有料記事です。残り453文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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