袴田秀子さん、パリの国際会議で死刑廃止訴え マクロン氏とも会話2026年7月1日 4時54分パリ=坂本進印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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死刑確定から再審無罪となった袴田巌(いわお)さん(90)の姉・秀子さん(93)が6月30日、パリの「死刑廃止世界会議」に登壇した。袴田さんは世界から集まった参加者を前に、「死刑制度が一日も早くなくなることを望んでいる」と訴えた。「神さま。僕は犯人ではありません」 袴田巌さん、手紙が物語る人生 巌さんは1966年6月30日に静岡県で起きた強盗殺人事件をめぐり、死刑判決を言い渡された。秀子さんは演説で、この日が事件から60年の節目にあたる日だと述べ、「冤罪(えんざい)を訴えて、58年間戦ってきた」と説明した。 「弟だけ助かればいいという問題ではない」としたうえで、「死刑制度がなくなることを切に願っている」と締めくくると、会場からは大きな拍手がわいた。 会議を主催したフランスのNGO「共に死刑反対」によると、世界114カ国が死刑を廃止した一方、47カ国で死刑制度が残っている。 この日の会議には、フランスのマクロン大統領も出席し、「死刑は社会をより安全にしたことは一度もない。なぜなら、抑止力にならないからだ」と強調。昨年は17カ国で2707人の死刑が執行され、1981年以来の最高水準になったことを挙げ、世界での死刑廃止の取り組みをフランスとして推進し続けていく考えを示した。 マクロン氏は会場で秀子さんとも短く言葉を交わした。2人のやりとりを通訳したジャーナリストの西村カリンさんによると、マクロン氏は秀子さんに「日本の首相に会うたびに死刑廃止の必要性を伝えている」と語ったという。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人坂本進パリ支局長専門・関心分野欧州、エネルギー、脱炭素、途上国関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする