止まらぬ経営赤字、探る妙手 理事長になった元名人の覚悟と危機感大出公二印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

[PR]

囲碁の総本山・日本棋院の新理事長に、元名人の高尾紳路九段が就いた。長年の囲碁人気の低迷で経営赤字が止まらず、就任会見で「このままでは存続すら危ぶまれる」と強い危機感を表した。嵐の中の船出となる高尾丸。巡航軌道に乗せられるか。 高尾理事長は5月の棋士会主催の理事選挙で現職の武宮陽光六段を破り、6月23日の最高議決機関・評議員会の承認を経て、新理事長に選任された。 翌日、就任会見に臨んだ。ふだんは冗談好きで軽妙洒脱(しゃだつ)な元名人の表情は、終始硬かった。 「ここ1、2年、理事選に出てほしいという声を数多くいただいていたんですけど、なかなか決断できなかった。最終的に決断したのは立候補届け出締め切りの10日ぐらい前。ギリギリのタイミングでした」 「立候補してからなかなか眠れない日が続き、たいへんな責任の重さを感じていました」 棋院の台所は火の車だ。前執行部のもとで立ち上げた経営改革委員会は棋院の財務状況を洗い出し、昨年10月、「このままでは2029年ごろに安全な運転資金の確保が難しくなる」という最終報告書を公表した。 24年度の収入は約28億円…この記事は有料記事です。残り1000文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事の続きを読むなら今がお得。初回1カ月無料+Visaギフトカードが当たる▶今すぐ登録

この記事を書いた人大出公二文化部|囲碁担当専門・関心分野囲碁関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする