ストーリーブラジルに憧れた中村敬斗 ロナウジーニョをまねて国旗描いたあの頃岩佐友印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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サッカー王国との対戦を前に、日本代表MF中村敬斗は、胸を高鳴らせる。 「漫画とかアニメで、ワールドカップ(W杯)でブラジルに勝つとかあるじゃないですか。(現実に)W杯の決勝トーナメントで、ブラジルとやれる。本当にすごいなと」 5歳のときにテレビで見た2006年W杯ドイツ大会。「世界ってすごい。自分もサッカー選手になって、ここで活躍したい」と思った。 心を奪われたのは、グループリーグで日本を破ったブラジル代表だった。 とりわけ背番号10、MFロナウジーニョのプレーに、とりこになった。 踊るようなドリブル、意表を突くパス、華麗な足技とフェイント、そして笑顔。 「全部、まねをして、練習した」 サッカー雑誌の付録でロナウジーニョらブラジル代表選手がリフティングをするDVDを手に入れ、繰り返し見た。 ケースにはペンでこう書いた。 「なかむらけいと ロナウジーニョになる」中村敬斗「何も考えられない」絶望からの復活 W杯で値千金ゴール8歳で訪ねた王国 テレビで流れたロナウジーニョがリフティングする映像のBGMも気に入った。 録音し、母とCDショップへ行って曲名を調べた。セルジオ・メンデスの「マシュ・ケ・ナダ」。車内でも自宅でも、その音楽を流してボールを触れ続けた。 部屋にはロナウジーニョのポスターを貼り、幼稚園ではブラジル国旗ばかり描いた。卒業アルバムに「幼稚園の思い出の絵を描いて」と先生に言われたときも、ブラジル国旗を描こうとしたほどだ。 敬斗の熱量に応えたのが父だった。 小学2年の夏休み、ブラジル・リオデジャネイロへの2人旅を用意した。 地球の裏側には、サッカーの…この記事は有料記事です。残り777文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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