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戦乱に明け暮れたみちのくを平和の地にしようと、奥州藤原氏が築いた古都・平泉(岩手県)。世界遺産登録から6月29日で15周年を迎え、中尊寺落慶900年の節目にもあたる。世界中で紛争が絶えない中、平泉におわす仏像たちの表情はどこか物憂げだ。その平和思想にいまこそ学ぶべきではないか――。中尊寺の奥山元照(げんしょう)貫首(かんす)(67)に尋ねた。 ――平泉の平和思想とは何でしょう。 「6年前、貫首就任にあたって熟読した文章があります。一つは、世界遺産にかかわるユネスコ憲章の前文です。『戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない』と始まる。平泉の価値観に重なります」 「もう一つは、藤原清衡(きよひら)公が中尊寺を建立した趣旨を記し、1126年の落慶法要で読み上げられた供養願文(がんもん)。『一音のおよぶ所千界を限らず。抜苦与楽、普(あまね)くみな平等なり』の一節が有名です」戦乱で妻子失った清衡、中尊寺建立での誓い 「前九年合戦、後三年合戦で…この記事は有料記事です。残り839文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人石橋英昭盛岡総局員専門・関心分野東日本大震災、在日外国人、戦争の記憶関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする