武田の新社長に韓国系米国人のキム氏 「注力分野で世界をリード」伊沢友之印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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国内製薬最大手・武田薬品工業の社長にジュリー・キム氏(56)が就いた。人工知能(AI)などの先端技術をあらゆる業務に組み込んで、薬の開発を速く、効率的にできる新たな事業モデルを築くとし、「武田が注力する分野で世界をリードする存在になる」と抱負を語った。 キム氏は6月25日に東京都内で就任会見を開いたほか、朝日新聞の取材に答えた。 キム氏は韓国・ソウル生まれの米国・オハイオ州育ち。2019年に武田がアイルランド製薬大手シャイアーを買収したのを機に、武田の経営陣の一人となった。 武田が取り組む主要領域の一つ、「血漿(けっしょう)分画製剤」の事業を率いた後、米国事業を担当。25年1月にクリストフ・ウェバー氏の後任に選ばれ、約1年半の「引き継ぎプログラム」を経て、26年6月24日付で社長になった。社長交代は12年ぶり。 1781年に大阪で創業し、245年の歴史を持つ武田で初の女性社長だ。武田の拠点がある米ボストンと東京のグローバル本社を行き来しながら働く。日本語は勉強中で、株主総会と就任会見も一部の受け答えを日本語で行った。 キム氏は「武田が注力する領域で革新的な医薬品を出していく」と語る。その一例が、脳内のオレキシンという物質の働きを解明し、その仕組みを使った開発中の睡眠障害の薬で、「この領域ではグローバルリーダーをめざしている」という。 今後2~3年の方針についても説明。皮膚の病気「乾癬(かんせん)」や血液疾患「真性多血症」向けなど三つの新薬を1年以内に発売して今後の成長基盤をつくり、収益力や財務基盤を強化するとした。この三つの新薬のほかにも有望な開発品はあるとしつつも、中長期的に高成長を続けていくには、「(新薬候補の)補強が必要だ」と述べた。自前にこだわらず、薬の種を外部から取得することを含めて必要な技術を取り入れていく考えを示した。 武田の26年3月期(国際会…この記事は有料記事です。残り1230文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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