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サッカーワールドカップ(W杯)北中米大会で、日本はスウェーデンと1―1で引き分けた。グループ2位となり、決勝トーナメントでブラジルと対戦する。この日は平日午前8時のキックオフ。始業前や休暇を取った大勢の人々がパブリックビューイング会場などでエールを送った。日本、次はブラジル戦 スウェーデンと1-1で引き分けて2位突破 パブリックビューイングがあるJFAサッカー文化創造拠点「blue-ing!」(東京都文京区)では、開場する午前6時半に長蛇の列ができていた。 「大きなスクリーンを一番前の席で見たかった」と都内に住む会社員、望月悠登さん(29)と福島望友香さん(27)は、近くのホテルに泊まり午前5時から並んでいた。 望月さんは26日が誕生日で、2人で休みを取り初めてのパブリックビューイングへ。決勝トーナメント進出をかける大一番に「どんな相手でも勝って優勝をめざして、1戦1戦戦ってほしい。そして、勝利が誕生日プレゼントになればいいな」と期待した。 午前7時からは、スウェーデン大使館と協力した文化体験企画があった。 スウェーデン大使館によると、1人あたりのコーヒー消費量が世界で上位のスウェーデンでは、家族や友人と一緒に、コーヒーと甘いものを食べて休憩する「フィーカ」という文化があるという。来場者にコーヒーとシナモンロールが配られ、来場者は試合開始を待ちながら楽しんだ。 大使館の広報部アダム・ベイェさん(48)は「文化も一緒に体験してほしい」と話す。ただ、試合については「今日は複雑な気持ち」と頰に両国の国旗をペイント。「両方応援するが、スウェーデンにがんばってほしい」と笑った。 子どもの姿もあった。埼玉県春日部市から来た会社員の女性(39)は、小学4年の長女(10)と小学3年の長男(8)の3人で来た。会社も学校も休んだという。 家族でサッカーが好きだといい、女性は「こんな貴重な機会はないので、休みにして一緒に応援する」ことを選んだ。「子どもの頃の経験は、たぶんずっと覚えていると思うので、勝ってもっといい思い出になってほしい」と話した。「4年に1度」学校休んで父子で東京へ 仙台市の会社員、山内誠也さん(45)は、小学5年の長男・太琥さん(10)と一緒に観戦した。 2人はサッカーが好きで、これまでJ2ベガルタ仙台の試合などを一緒に観戦してきた。この日は元々、誠也さんの仕事が休み。「4年に1度しかない。せっかくなら一緒に見よう」と、学校を休んだ太琥さんとワールドカップを見るために東京までパブリックビューイングにきた。 上田綺世選手が好きだという太琥さんは「ワクワクしている」と笑顔。「たくさん点を取って勝ってほしい」と応援した。試合後は観光して帰るという。中村選手のシュートに沸く 前半終了間際、エリア内でパスを受けた中村敬斗選手がシュートを放ったがセーブされた。会場にはため息がこぼれるも、選手らに拍手を送った。 中村選手の背番号のユニホームを着た横浜市の大学生、松本孝太朗さん(23)は「惜しかったですね」と悔やむ。中村選手の前線でのパスや得点力が好きだという。 0-0で前半終了。「思っていたよりも相手の守備が堅い」と分析しつつ、後半は「より多くのチャンスをつくれれば勝利がみえてくると思う」と期待していた。菅原選手の地元・愛知でも 先発したDF菅原由勢選手の地元・愛知県豊川市のイオンモール豊川の屋外広場では、試合前から約200人が集まり、大型ビジョンの前で青いスティックバルーンを打ち鳴らし、日本代表に声援を送った。 ボリビア人の父親のクエト・ミゲルさん(39)と母親の真紗子さん(39)と一緒に訪れた中学1年の長女セレナさん(12)と小学5年の長男アランさん(10)は、試合が終わったらすぐに学校へ向かう。 アランさんは「菅原選手のシュートが見たい」。前半には得点はならなかったものの、実際に菅原選手がシュートをし、大きな声援を送っていた。菅原選手の中学の校長「人なつっこい」 菅原選手が通った豊川市立代田中学校の当時の校長、福田隆信さん(67)も駆け付けた。 名古屋グランパスのユースに所属していた菅原選手が、授業を終えるとすぐに母親の車に乗って練習場に向かっていたのが印象に残っているという。 「周りを和ませる人懐っこいタイプ。自分がグイグイ引っ張るわけではないけれど、当時から学級でも信頼され、リーダーを支えられる人だった。その持ち味を発揮してもらって、日本の勝利に貢献してほしい」と期待していた。渋谷スクランブル交差点も歓声 渋谷駅前(東京都)のスクランブル交差点周辺では、ユニホーム姿のサポーターや訪日外国人客らが集まり、試合をスマホで見守った。 友人と2人で訪れた大学3年の箕輪誠也さん(20)は、試合後にスクランブル交差点で盛り上がる人々の様子をテレビで見て、「一度は来たかった」と駆けつけた。決勝トーナメント進出が決まったら「交差点の真ん中に向かって走ります」と笑顔を見せた。