東京: 国連の原子力機関のトップは水曜日、イランの核濃縮施設を同機関の査察官が訪問する意向を示した。これは、米国とイランの間で戦争終結に向けた暫定合意の重要な要素となっている。国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシー事務局長によるこの発言は、イランの核備蓄の状況を把握する上で鍵を握ると見なされている同国連機関としては、これまでで最も強い姿勢を示すものだった。2025年にイスラエルがイランに対して12日間にわたる戦争を開始して以来、IAEAはテヘラン当局によって濃縮施設への立ち入りを阻止されてきた。同施設には、イランが核兵器開発を急ぐことを選択した場合、最大10発の核兵器を製造するのに十分な高濃縮ウランが貯蔵されているとみられている。 イランはかねてより、自国の核計画は平和的なものであると主張してきたが、核兵器計画を持たない国の中で、純度60%まで濃縮されたウランを保有しているのは世界でイランだけである。火曜日、これらの施設が査察の対象となるかどうかについて、米国とイランは相反する発言を行った。「政治的な発言は理解できるし、それも現実の一部ではあるが、私が皆さんに改めて指摘し、注目していただきたい根本的な点は、両国大統領が署名した『了解覚書』が存在することだ」と、グロッシ事務局長は、津波の被害を受けた福島第一原子力発電所での記者会見で記者団に語った。同合意は「核物質関連施設で行われる核活動が、IAEAによって監督されることを、文字通り明示している」と彼は述べた。グロッシ氏はさらに次のように付け加えた。「当然のことながら、そのためには査察を行わなければならない。 それが明後日であれ、1週間後であれ、10日後であれ、それは重要ではあるが、必須ではない。いずれにせよ、査察は実施される」これらの査察は、イランのウラン備蓄を高濃縮レベルから「低濃縮化」することを求めるこの合意にとって極めて重要である。AP